第24話

いざ!体育祭へ!
4,948
2019/06/29 09:16






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ピーッという笛の合図に合わせて


一斉に殴り合いが始まる 。私も 、気怠そうに


していた紫耀の腹に一発食らわせた 。



















































平野「 かはっ 、、!!!!!」



『 … 本気で行くから 、手抜いてたら死ぬで 』



平野「 っ 、チッ 」



















































紫耀もようやく察したのか目の色付きが変わった 。


そして 、私の右肩めがけて飛んできた 。


ほんまに体力と瞬発力だけはええんやから 。


5分経っても 、どちらも互角だった 。




































































『 っはぁ 、なぁ紫耀 、』



平野「 っんだよ 、げほっ 、」



『 ここであたしに勝ったら 、
好きに喧嘩していいで 、笑 』



平野「 っ … 俺が 、負けたら 、?」



『 … もうその時すでに 、一生喧嘩
できない体になっとるか 、なっ!!!!』



平野「 っげほっ 、、、このっ 、!!!!」



『 っあ"っ 、、、っやるやんかっ 、、笑 』







































































目の前の紫耀にしか目がいかへんかった 。


目をそらしたら負ける 。


ギャラリーなんてもう知らへん 。


その時やった 。紫耀が私の腹めがけて


拳を振ろうとしとった 、このままじゃ負ける 。


スローモーションに見えた紫耀の腹に


私も同じように拳を振るった 。


それは 、紫耀が私に


拳を振るったのとほぼ同時やった 。


… 先に倒れたのは 、、、私やった 。













































































『 っ 、、、はっっ 、
げほっ 、無理 … ギブ 、』



平野「 っ 、、、はぁっ 、はぁっ 、」






































































私が膝から崩れ落ちて仰向けに


倒れたのと同時に 、ピピーッと笛が鳴った 。


みんなどちらかが倒れていたり 、


取っ組み合いをしていたりと色々やった 。







































































『 っげほっ 、はぁっ 、っぁーーー!!!
体なまっとったーーー!!!悔しッ!!!』



平野「 … ん 、(手を差し出す) 」



『 … ふはっ 、
なんやねん 、笑 (手を取って立ち上がる) 』



平野「 … 血繋がってないことには
驚いたけど 、別に 、あなたが姉で
嫌やったことなんてない … から 、」



『 … 紫耀ツンデレか!かわええな〜!!!』



平野「 っさい 、!!!」



『 ふふっ 、血繋がってなくても
紫耀が私の双子の弟であることには
変わりないで?ずっと好きやもん 笑 』



平野「 … 男に軽々しくそういうこと
言うなや 、ましてやもう血繋がってないし 、」



『 へ?』



平野「 なんもない 、!」



小瀧「 あなたっ!!!」



重岡「 あなたーーー!!!」



桐山「 あぁっ!顔に傷がぁー!」



『 もー 、お前ら来んな!うるさい!笑 』


































































傷だらけでボロボロな私に駆け寄ってくる


西の人たち 。うるさいねんこいつら (笑)


そんな彼らと私のやりとりを


紫耀は微笑ましく見とった 。


そして 、これで全競技が終了したのだった 。







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