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よしっ!!!騙せた!!!!!!
なんてそうそう上手くはいかず 、
京本くんも勘付いたようでいきなり
佐藤くんに飛びかかろうとした 。
いきなりやったから佐藤くんも佐藤くんで
防御体制が出来ずらいと思ったから 、
ほんまにギリッギリのところで
京本くんの両腕を掴んで止めた 。
佐藤「 っ 、、、あなたちゃんっ 、?!」
『 だ 、大丈夫?!笑 』
佐藤「 いやっ 、!俺は全然いいのに 、!」
京本「 … なに 、女喧嘩できんの?」
『 っ女じゃなくて平野あなたです 』
京本「 ブスでも喧嘩は出来るんだ 」
『 平野あなた!!!!!』
京本「 バカ 」
『 平野あなたって言うてんやろ!!!!』
京本「 … はいはい 、平野あなたね 。
覚えた覚えた 。バカで口軽なあなたちゃんっ 」
『 なっ 、!!!!』
そう言って京本くんは私の手を振り払い
元に戻っていった 。… さすがトップだけ
あって 、腕がビクともせんかったわ 笑
田中「 … 少し 、弱くなった?」
『 は?バカにしてん?強いし?!』
「 この前俺に負けたのに?笑 」
『 っ紫耀!』
私の肩に腕を置いてきた少し傷だらけの紫耀 。
後ろをチラ見するとほぼ片付け終わってて
神山くんたちも傷の手当てをしてた 。
いや 、早くね 。さすがかよ ←
田中「 おまっ 、紫耀?!
おっきくなったな〜!!!」
平野「 樹くんお久しぶりです〜!
なんか親戚のお兄ちゃんみたいな感覚 笑 」
田中「 まあいとこだからある意味な 笑 」
『 あーっ 、、、』
平野「 … あ 。そうだ 、樹くん 」
田中「 ん?」
『 えっ 、ちょ 、紫耀?』
平野「 僕と樹くん 、いとこじゃないんですよ 」
『 あっ 、言っちゃうのね〜 、、、』
田中「 … え?笑 」
森本「 そもそも話に
ついていけない俺らとは 」←
ジェシー「 こいつ誰 」←
髙地「 黙って見てよう?( ) 」
平野「 僕 、養子らしいんですよね〜 。
あなたともオトンともオカンとも
血繋がってない 。改めて聞くと
まあ意外と心に来ますけど 」
田中「 え 、だから俺と紫耀はいとこ
じゃないの?俺とあなたはいとこ?」
『 私と樹はいとこなんやけど 、
紫耀は血繋がってないから違うっていう 、』
田中「 … んだよそれ 、
なに?紫耀は血繋がってなくていいの?」
平野「 … ほんまは嫌ですよ?つか
そもそもその事黙ってた事自体ムカついたし 」
『 … 』
平野「 でも 、養子の俺を育ててきて 、
一緒にいてくれたのはやっぱ家族ですから 。
血繋がっていようがいなかろうが 、
誰に何を言われても 、あなたの双子は俺です 」
そうやって笑顔で樹に言う紫耀 。
… なんやねん 、清々しい顔で言いおって 。
やっぱり私しか紫耀の双子務まらんわあ 笑
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。