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これは、ある少年が16歳の頃の話。
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世の中にはたくさんのチャラい人や怖そうな人がいる
でも、人を見た目で判断しては行けないとはこういう事だろう
この「凪組」は、居場所のない方や反省したい方、犯罪歴の持つ人が集まる
俺は、どれにも所属しないただのお気に入りものだ
そういう俺みたいなやつもいるけど、大体は上の3つ
そこを仕切ってんのがあの2人
ボスの碧凪 十兎、そしてサブリーダーの雷牙 雪。
あの2人は、絡むと怖そうだが、全くもって善人だ
そんな2人が占めるからこそ、言うことを聞き、ごみ拾いなどのボライティアに参加し、良い心を保つことができる
それが、我ら凪組だ
今日、俺は募金活動をしている
たとえ1円たりとも集まらなくても、その行為に意味があると信じている
だからこうして今日も、誰かのために叫び続けている
ーーこんな風に、楽しくやっています
凪組は、安らかに過ごせる場所
16歳、凪組最年少の俺は、ここが大好きです
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!