翔side
翔「ただいまー!」
潤「おかえり!」
翔「じゅ〜ん!会いたかったー!٩(๑> ₃ <)۶」
潤「ボクも会いたかったよ〜(๑´∀`๑)」
潤姉「あんたたちはほんと仲良いわね」
翔「へへっ!(*ˊ˘ˋ*)♪」
夕食中
潤「3人とは何したの?」
翔「えっとね、もっといろんな魔法を見せてもらったり、追いかけっこしたりしたよ!それに1番楽しかったのは、魔法ごっこ!」
潤「魔法ごっこ?」
翔「うん!雅紀が考えたあそびなんだけど、触っても痛くない程度の魔法の弾を撃って、どれだけ避けられたかみたいなやつ!」
潤「へぇ、楽しそう!(*≧∀≦*)んで、翔くんはどれだけ避けれたの?」
翔「ほぼ全てだ!o(`・ω´・+o) ドヤァ…!」
潤「すごいじゃん!(*´﹀`*)」
翔「へっへーψ(`∇´)ψ」
翔「あと、村の案内もしてもらったよ!」
翔「駄菓子屋とか武器、防具屋とか!」
潤「エルフはあまり武器を使わないけど、力のある人のみ使えるんだよね」
翔「おれ、最初に小さい剣持って、次に普通の剣持ってみたんだよ。ちょっと重かったな」
潤「ニノとか全然持ててなかったでしょ?」
翔「よくわかったな!(°Д°)うん、重い重いって(笑)」
潤「やっぱりね(笑)」
潤ママ「お風呂沸いたよー!」
翔「先入ってきていい?汗かいちゃった」
潤「ん、いいよ^^」
翔「ありがと」
潤とベッドの上。
おれが潤を独り占めできる時間❤︎
潤「ん…翔くん…(/// ^///)」
翔「潤…好きだよ///」
潤「んっ…ボクも…/////」
翔「潤…」
潤「翔くん…」
🌙💕
潤side
潤「ん……翔くんおはよう」
翔「んー…潤おはよ」
翔「今日の朝ごは(((雅紀「潤ちゃん!翔ちゃん!大変!」
潤「わぁびっくりした!!!なになに!?」
翔「わぁっ!!!なに!?Σ(゚ロ゚;)」
雅紀「父さんが、そろそろ森の出口が開くだって!!!」
______________頭が、真っ白になった。
てことは…翔くんと…お別れ?
翔「えっ…………?そんな…まだ早いよ……」
翔「もっと皆と…いろんなことして遊びたかった…」
雅紀「翔ちゃん…オレらだって悲しいんだよ、もっと一緒に居たかった…でも…このチャンスを逃したらもう二度と出られないかもしれない。出口が開くなんて珍しいことなんだよ」
きまぐれな森は、出口を滅多に開かない。渡してくれない。
前に開いた出口は、約1000年前。エルフは基本的に森の外には出ないから、あまり必要とはしないんだけど。
翔「じ…じゅん…………おれ…行きたくない…でも!」
潤「…?」
翔「おれは今夢が出来た。ニンゲンの国を変える。エルフと仲良く共存できる世界にする。おれは政治家になるよ、潤」
潤「でも…そんな壮大なこと…何十年かかるかわからないよ?もしかしたら何百年も…」
翔「大丈夫、安心して潤。だっておれはもう、半分エルフなんだから。」
そうだ……キスをしたあの日から………翔くんは半エルフなんだ。
まだ完全なエルフになるには時間がかかるが、エルフになったら魔法も寿命もすごく延びる。
雅紀「そっか…ねぇ潤ちゃん、潤ちゃんも翔ちゃんが立派な大人になった姿見たいでしょ?」
潤「ふっ………うんっ……………」
翔「少しだけ待ってて。絶対潤の元に帰ってくるから。約束するよ」
潤「わかったよ………翔くん………帰って…きてね?」
翔「もちろん、潤」
森の出口についた。
ニノ「ああ…もう翔ちゃんとお別れなんだな」
智「翔ちゃんとニノと雅紀と3人で遊んだ時間、すげぇ楽しかったぜ」
雅紀「ニンゲンの世界でも、元気でね。そしていつか帰ってくるんだよ!」
潤「約束破ったら許さないからね…待ってるよ、翔くん」
翔「ふふっ、ありがとう。またね。みんな………」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!