第11話

出口が開く?
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2020/08/05 12:00

翔side

翔「ただいまー!」

潤「おかえり!」

翔「じゅ〜ん!会いたかったー!٩(๑> ₃ <)۶」

潤「ボクも会いたかったよ〜(๑´∀`๑)」

潤姉「あんたたちはほんと仲良いわね」

翔「へへっ!(*ˊ˘ˋ*)♪」



夕食中


潤「3人とは何したの?」

翔「えっとね、もっといろんな魔法を見せてもらったり、追いかけっこしたりしたよ!それに1番楽しかったのは、魔法ごっこ!」

潤「魔法ごっこ?」

翔「うん!雅紀が考えたあそびなんだけど、触っても痛くない程度の魔法の弾を撃って、どれだけ避けられたかみたいなやつ!」

潤「へぇ、楽しそう!(*≧∀≦*)んで、翔くんはどれだけ避けれたの?」

翔「ほぼ全てだ!o(`・ω´・+o) ドヤァ…!」

潤「すごいじゃん!‪(*´﹀`*)‬」

翔「へっへーψ(`∇´)ψ」

翔「あと、村の案内もしてもらったよ!」

翔「駄菓子屋とか武器、防具屋とか!」

潤「エルフはあまり武器を使わないけど、力のある人のみ使えるんだよね」

翔「おれ、最初に小さい剣持って、次に普通の剣持ってみたんだよ。ちょっと重かったな」

潤「ニノとか全然持ててなかったでしょ?」

翔「よくわかったな!(°Д°)うん、重い重いって(笑)」

潤「やっぱりね(笑)」

潤ママ「お風呂沸いたよー!」

翔「先入ってきていい?汗かいちゃった」

潤「ん、いいよ^^」

翔「ありがと」



潤とベッドの上。

おれが潤を独り占めできる時間❤︎

潤「ん…翔くん…(/// ^///)」

翔「潤…好きだよ///」

潤「んっ…ボクも…/////」

翔「潤…」

潤「翔くん…」


🌙💕



潤side

潤「ん……翔くんおはよう」

翔「んー…潤おはよ」

翔「今日の朝ごは(((雅紀「潤ちゃん!翔ちゃん!大変!」

潤「わぁびっくりした!!!なになに!?」

翔「わぁっ!!!なに!?Σ(゚ロ゚;)」

雅紀「父さんが、そろそろ森の出口が開くだって!!!」


______________頭が、真っ白になった。


てことは…翔くんと…お別れ?


翔「えっ…………?そんな…まだ早いよ……」

翔「もっと皆と…いろんなことして遊びたかった…」

雅紀「翔ちゃん…オレらだって悲しいんだよ、もっと一緒に居たかった…でも…このチャンスを逃したらもう二度と出られないかもしれない。出口が開くなんて珍しいことなんだよ」

きまぐれな森は、出口を滅多に開かない。渡してくれない。

前に開いた出口は、約1000年前。エルフは基本的に森の外には出ないから、あまり必要とはしないんだけど。

翔「じ…じゅん…………おれ…行きたくない…でも!」

潤「…?」

翔「おれは今夢が出来た。ニンゲンの国を変える。エルフと仲良く共存できる世界にする。おれは政治家になるよ、潤」

潤「でも…そんな壮大なこと…何十年かかるかわからないよ?もしかしたら何百年も…」

翔「大丈夫、安心して潤。だっておれはもう、半分エルフなんだから。」


そうだ……キスをしたあの日から………翔くんは半エルフなんだ。

まだ完全なエルフになるには時間がかかるが、エルフになったら魔法も寿命もすごく延びる。


雅紀「そっか…ねぇ潤ちゃん、潤ちゃんも翔ちゃんが立派な大人になった姿見たいでしょ?」

潤「ふっ………うんっ……………」

翔「少しだけ待ってて。絶対潤の元に帰ってくるから。約束するよ」

潤「わかったよ………翔くん………帰って…きてね?」

翔「もちろん、潤」



森の出口についた。

ニノ「ああ…もう翔ちゃんとお別れなんだな」

智「翔ちゃんとニノと雅紀と3人で遊んだ時間、すげぇ楽しかったぜ」

雅紀「ニンゲンの世界でも、元気でね。そしていつか帰ってくるんだよ!」

潤「約束破ったら許さないからね…待ってるよ、翔くん」



翔「ふふっ、ありがとう。またね。みんな………」

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