村から少し離れた噴水のある広場、そこにはいつも、1人のエルフがいた。
No side
綺麗な水の音…
木漏れ日の中で、小動物たちに囲まれながらお昼寝をする…
潤「あ〜、サイコ〜…(*´︶`*)」
エルフの「潤」は、今日も羽をパタパタさせながらのんび〜り昼寝をしている。
潤「ウサギさん、かわいいねぇ…(*´∀`)♪」
潤「毛もフカフカで……………はぁ、またかぁ(._.`)」
エルフは気配を察知しやすく、平和な気配も悪い気配もなんでも分かってしまう。遠くの方で何が起こっているか、それは戦や愛の交渉…様々なものがある。
しかし、潤が今感じたこの気配は、あまりいいものでは無いようだ。
潤「誰かが戦ってる…あれはニンゲンと…それにまだ子ども…」
潤「どうして、みんな仲良くしないのかな…受け入れようとしてあげないのかな…」
どうやら、ニンゲンの子どもとエルフが戦っているようだ。
そう、エルフとニンゲンは基本的に仲が悪い。
大昔にそれはそれは壮大な権力争いがあり、ニンゲンとエルフで戦が始まった。
そのおかげで、30000年経った今でもギスギスしたままだ。
潤の様に、ニンゲンもエルフも仲良く暮らそう、と考える者もいるが、未だにその夢は叶えられてはいない。
ニンゲン側がエルフを嫌う理由…それはエルフに支配される事が怖いからである
ニンゲンとエルフが恋をしてはいけないのは、エルフとキスをする事でニンゲンはエルフになってしまうから。
エルフは潤のように美しい者がほとんどだ…ニンゲンはたちまちその魅力に惹かれ、我を忘れ狂いながら恋に落ちてしまう。
だが、今となっては美しいエルフを見に来る者はいない。
一目惚れでもしてしまって、この気持ちが抑えきれずに発狂してしまい、エルフと関係を持ってしまうかもしれない。そんな事になってしまったら国から追い出されるかもしれないし、最悪の場合罪に問われてしまうかもしれない。
だから、潤はニンゲンをあまり見たことがない。
潤「ニンゲンにだって、良い人はいると思うのにな…」
そんなことを呟いていたら、先程の気配が消えてしまった。
潤「戦いが終わった…あれは………エルフの勝ちかぁ…」
潤「可哀想…ごめんなさい、助けてあげられないボクを許して…」
潤の優しさは、父親譲りだろうか。
潤の父親は、村の長の屋敷で兵士として働いていた。しかし、ニンゲンの襲撃にあい無惨にも殺されてしまった…
今の潤は、母親と2個上の姉と暮らしている。(ちなみに潤の年齢は380歳)
潤「おじいちゃんとおばあちゃん…元気かなぁ…久しぶりに会いたいなぁ(*´﹀`*)」
離れたところに祖父と祖母も住んでいる。
祖父と祖母はもう8000歳近くにもなるが、まだまだ元気のようだ。
エルフの寿命は、とてつもなく長い。平均寿命は10,000歳であり、村のはるか昔の2代目村長はその平均寿命を越している。(10,500歳)
1番長いのは青年期と成人期であり、400歳までが少年期、1001歳から3500歳までが青年期、3501歳から6000歳までが成人期、以下が老人となる。(成人期ってなんだ)
そう考えると、潤はもう少しで青年だ。だけどまだハッキリとした少年の気持ちを持っている。
潤「あ!そろそろお家に帰らなきゃ(・∀・;)」
潤「ウサギさん、小鳥さん、また明日(o^^o)」
潤は、夜の森を駆けていった。
村から少し離れた噴水のある広場、そこにはいつも、1人のエルフがいた。
No side
綺麗な水の音…
木漏れ日の中で、小動物たちに囲まれながらお昼寝をする…
潤「あ〜、サイコ〜…(*´︶`*)」
エルフの「潤」は、今日も羽をパタパタさせながらのんび〜り昼寝をしている。
潤「ウサギさん、かわいいねぇ…(*´∀`)♪」
潤「毛もフカフカで……………はぁ、またかぁ(._.`)」
エルフは気配を察知しやすく、平和な気配も悪い気配もなんでも分かってしまう。遠くの方で何が起こっているか、それは戦や愛の交渉…様々なものがある。
しかし、潤が今感じたこの気配は、あまりいいものでは無いようだ。
潤「誰かが戦ってる…あれはニンゲンと…それにまだ子ども…」
潤「どうして、みんな仲良くしないのかな…受け入れようとしてあげないのかな…」
どうやら、ニンゲンの子どもとエルフが戦っているようだ。
そう、エルフとニンゲンは基本的に仲が悪い。
大昔にそれはそれは壮大な権力争いがあり、ニンゲンとエルフで戦が始まった。
そのおかげで、30000年経った今でもギスギスしたままだ。
潤の様に、ニンゲンもエルフも仲良く暮らそう、と考える者もいるが、未だにその夢は叶えられてはいない。
ニンゲン側がエルフを嫌う理由…それはエルフに支配される事が怖いからである
ニンゲンとエルフは恋をしてはいけない。それは、エルフとキスをする事でニンゲンはエルフになってしまうから。耳がトガり、羽が生える…
エルフは潤のように美しい者がほとんどだ。ニンゲンはたちまちその魅力に惹かれ、我を忘れ狂いながら恋に落ちてしまう。
だが、今となっては美しいエルフを見に来る者はいない。
一目惚れでもしてしまって、この気持ちが抑えきれずに発狂してしまい、エルフと関係を持ってしまうかもしれない。そんな事になってしまったら国から追い出されるかもしれないし、最悪の場合罪に問われてしまうかもしれない。
だから、潤はニンゲンをあまり見たことがない。
潤「ニンゲンにだって、良い人はいると思うのにな…」
そんなことを呟いていたら、先程の気配が消えてしまった。
潤「戦いが終わった…あれは………エルフの勝ちかぁ…」
潤「可哀想…ごめんなさい、助けてあげられないボクを許して…」
潤の優しさは、父親譲りだろうか。
潤の父親は、村の長の屋敷で兵士として働いていた。しかし、ニンゲンの襲撃にあい無惨にも殺されてしまった…
今の潤は、母親と2個上の姉と暮らしている。(ちなみに潤の年齢は380歳)
潤「おじいちゃんとおばあちゃん…元気かなぁ…久しぶりに会いたいなぁ(*´﹀`*)」
離れたところに祖父と祖母も住んでいる。
祖父と祖母はもう8000歳近くにもなるが、まだまだ元気のようだ。
エルフの寿命は、とてつもなく長い。平均寿命は10,000歳であり、村のはるか昔の2代目村長はその平均寿命を越している。(10,500歳)
1番長いのは青年期と成人期であり、400歳までが少年期、1001歳から3500歳までが青年期、3501歳から6000歳までが成人期、以下が老人となる。(成人期ってなんだ)
そう考えると、潤はもう少しで青年だ。だけどまだハッキリとした少年の気持ちを持っている。
潤「あ!そろそろお家に帰らなきゃ(・∀・;)」
潤「ウサギさん、小鳥さん、また明日(o^^o)」
潤は、夜の森を駆けていった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!