第2話

エルフの潤
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2020/08/02 07:28
村から少し離れた噴水のある広場、そこにはいつも、1人のエルフがいた。



No side


綺麗な水の音…

木漏れ日の中で、小動物たちに囲まれながらお昼寝をする…

潤「あ〜、サイコ〜…(*´︶`*)」

エルフの「潤」は、今日も羽をパタパタさせながらのんび〜り昼寝をしている。

潤「ウサギさん、かわいいねぇ…(*´∀`)♪」

潤「毛もフカフカで……………はぁ、またかぁ(._.`)」

エルフは気配を察知しやすく、平和な気配も悪い気配もなんでも分かってしまう。遠くの方で何が起こっているか、それは戦や愛の交渉…様々なものがある。

しかし、潤が今感じたこの気配は、あまりいいものでは無いようだ。

潤「誰かが戦ってる…あれはニンゲンと…それにまだ子ども…」

潤「どうして、みんな仲良くしないのかな…受け入れようとしてあげないのかな…」

どうやら、ニンゲンの子どもとエルフが戦っているようだ。

そう、エルフとニンゲンは基本的に仲が悪い。

大昔にそれはそれは壮大な権力争いがあり、ニンゲンとエルフで戦が始まった。

そのおかげで、30000年経った今でもギスギスしたままだ。

潤の様に、ニンゲンもエルフも仲良く暮らそう、と考える者もいるが、未だにその夢は叶えられてはいない。

ニンゲン側がエルフを嫌う理由…それはエルフに支配される事が怖いからである

ニンゲンとエルフが恋をしてはいけないのは、エルフとキスをする事でニンゲンはエルフになってしまうから。

エルフは潤のように美しい者がほとんどだ…ニンゲンはたちまちその魅力に惹かれ、我を忘れ狂いながら恋に落ちてしまう。

だが、今となっては美しいエルフを見に来る者はいない。

一目惚れでもしてしまって、この気持ちが抑えきれずに発狂してしまい、エルフと関係を持ってしまうかもしれない。そんな事になってしまったら国から追い出されるかもしれないし、最悪の場合罪に問われてしまうかもしれない。

だから、潤はニンゲンをあまり見たことがない。

潤「ニンゲンにだって、良い人はいると思うのにな…」

そんなことを呟いていたら、先程の気配が消えてしまった。

潤「戦いが終わった…あれは………エルフの勝ちかぁ…」

潤「可哀想…ごめんなさい、助けてあげられないボクを許して…」

潤の優しさは、父親譲りだろうか。

潤の父親は、村の長の屋敷で兵士として働いていた。しかし、ニンゲンの襲撃にあい無惨にも殺されてしまった…

今の潤は、母親と2個上の姉と暮らしている。(ちなみに潤の年齢は380歳)

潤「おじいちゃんとおばあちゃん…元気かなぁ…久しぶりに会いたいなぁ‪(*´﹀`*)‬」

離れたところに祖父と祖母も住んでいる。

祖父と祖母はもう8000歳近くにもなるが、まだまだ元気のようだ。

エルフの寿命は、とてつもなく長い。平均寿命は10,000歳であり、村のはるか昔の2代目村長はその平均寿命を越している。(10,500歳)

1番長いのは青年期と成人期であり、400歳までが少年期、1001歳から3500歳までが青年期、3501歳から6000歳までが成人期、以下が老人となる。(成人期ってなんだ)

そう考えると、潤はもう少しで青年だ。だけどまだハッキリとした少年の気持ちを持っている。

潤「あ!そろそろお家に帰らなきゃ(・∀・;)」

潤「ウサギさん、小鳥さん、また明日(o^^o)」

潤は、夜の森を駆けていった。
村から少し離れた噴水のある広場、そこにはいつも、1人のエルフがいた。



No side


綺麗な水の音…

木漏れ日の中で、小動物たちに囲まれながらお昼寝をする…

潤「あ〜、サイコ〜…(*´︶`*)」

エルフの「潤」は、今日も羽をパタパタさせながらのんび〜り昼寝をしている。

潤「ウサギさん、かわいいねぇ…(*´∀`)♪」

潤「毛もフカフカで……………はぁ、またかぁ(._.`)」

エルフは気配を察知しやすく、平和な気配も悪い気配もなんでも分かってしまう。遠くの方で何が起こっているか、それは戦や愛の交渉…様々なものがある。

しかし、潤が今感じたこの気配は、あまりいいものでは無いようだ。

潤「誰かが戦ってる…あれはニンゲンと…それにまだ子ども…」

潤「どうして、みんな仲良くしないのかな…受け入れようとしてあげないのかな…」

どうやら、ニンゲンの子どもとエルフが戦っているようだ。

そう、エルフとニンゲンは基本的に仲が悪い。

大昔にそれはそれは壮大な権力争いがあり、ニンゲンとエルフで戦が始まった。

そのおかげで、30000年経った今でもギスギスしたままだ。

潤の様に、ニンゲンもエルフも仲良く暮らそう、と考える者もいるが、未だにその夢は叶えられてはいない。

ニンゲン側がエルフを嫌う理由…それはエルフに支配される事が怖いからである

ニンゲンとエルフは恋をしてはいけない。それは、エルフとキスをする事でニンゲンはエルフになってしまうから。耳がトガり、羽が生える…

エルフは潤のように美しい者がほとんどだ。ニンゲンはたちまちその魅力に惹かれ、我を忘れ狂いながら恋に落ちてしまう。

だが、今となっては美しいエルフを見に来る者はいない。

一目惚れでもしてしまって、この気持ちが抑えきれずに発狂してしまい、エルフと関係を持ってしまうかもしれない。そんな事になってしまったら国から追い出されるかもしれないし、最悪の場合罪に問われてしまうかもしれない。

だから、潤はニンゲンをあまり見たことがない。

潤「ニンゲンにだって、良い人はいると思うのにな…」

そんなことを呟いていたら、先程の気配が消えてしまった。

潤「戦いが終わった…あれは………エルフの勝ちかぁ…」

潤「可哀想…ごめんなさい、助けてあげられないボクを許して…」

潤の優しさは、父親譲りだろうか。

潤の父親は、村の長の屋敷で兵士として働いていた。しかし、ニンゲンの襲撃にあい無惨にも殺されてしまった…

今の潤は、母親と2個上の姉と暮らしている。(ちなみに潤の年齢は380歳)

潤「おじいちゃんとおばあちゃん…元気かなぁ…久しぶりに会いたいなぁ‪(*´﹀`*)‬」

離れたところに祖父と祖母も住んでいる。

祖父と祖母はもう8000歳近くにもなるが、まだまだ元気のようだ。

エルフの寿命は、とてつもなく長い。平均寿命は10,000歳であり、村のはるか昔の2代目村長はその平均寿命を越している。(10,500歳)

1番長いのは青年期と成人期であり、400歳までが少年期、1001歳から3500歳までが青年期、3501歳から6000歳までが成人期、以下が老人となる。(成人期ってなんだ)

そう考えると、潤はもう少しで青年だ。だけどまだハッキリとした少年の気持ちを持っている。

潤「あ!そろそろお家に帰らなきゃ(・∀・;)」

潤「ウサギさん、小鳥さん、また明日(o^^o)」

潤は、夜の森を駆けていった。

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