放課後…
慎太郎「 あなた! 」
『 慎くん! 』
北斗「 ちぇー。あいつに取られたの? 」
大我「 仕方ないよ。ちょー良いやつだよ? 」
北斗「 あー、イライラしてきた〜 」
慎太郎「 行こっか! 」
『 うん! 』
廊下を歩くと、
「 あ、デートかなー? 」「 お似合い〜 」
なんて冷やかしの声も聞こえて来る。
慎太郎「 ごめんね、? 」
『 慎くんが悪いんじゃないし! 』
慎太郎「 いやあ…笑笑 あなたは優しいな 」
慎くんに聞こえないよう、小さな声で言った。
『 慎くん…いつもありがとう。 』(小声)
慎太郎「 ん?何? 」
『 ん?笑 なーんでもッ! 』
慎太郎「 ふふッ笑笑 可愛い💖 」
ジェシーから、手を振られる。
振り返す。
今日は、久しぶりに楽しい1日になりそうッ!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!