第12話

#11
1,216
2018/05/30 08:10
テテside


あなたに話があると言われた時に嫌な予感はしていた....でもそれが本当になるなんて....

あなたが帰った後俺はしばらく公園で泣いていた…すると....
グク
グク
ヒョン?
グク
グク
ヒョン!!テヒョニヒョンいましたよ
弟のグクが兄のシュガヒョンと一緒に俺のところに来た
ユンギ
ユンギ
おい、テテ!!
テテ
テテ
シュガヒョン....?
ユンギ
ユンギ
おまっ、どうして泣いてんだよ
俺は今きっと酷い顔をしている
グク
グク
ヒョン、大丈夫ですか?
テテ
テテ
うん....
ユンギ
ユンギ
何があった?
俺はグクとヒョンに今日のことを全て話した
グク
グク
そう....だったんですね....
ユンギ
ユンギ
テテ、ちょっと待ってろ
テテ
テテ
え?ヒョン?
シュガヒョンはそういうと誰かに電話し始めた
ジン
ジン
もしもし
ユンギ
ユンギ
あ、ジン?
テテ
テテ
え?
なんでシュガヒョンがジンヒョンに電話してるのか、俺には分からなかった…
電話の会話はよく聞き取れなかったけど、シュガヒョンが
ユンギ
ユンギ
嘘....だろ?
と言ったのだけは聞き取れた…
テテ
テテ
💭何話してるんだろ....
俺はシュガヒョンに聞きたかったけど、今は聞ける空気ではなかった
しばらくして
ユンギ
ユンギ
グク、ちょっとこい
シュガヒョンはそういうとグクと一緒に公園の端の方に移動した
テテ
テテ
💭何話してんだろ...
2人の後をついて行こうとしたけど、グクの顔が青ざめたのを見てついて行かない方がいいと思い踏みとどまった
それにしても、
テテ
テテ
2人とも何コソコソ話してんだ?
しばらくしてシュガヒョンが
ユンギ
ユンギ
テテ、帰るぞ
と言ったので、俺はさっきの疑問を押し殺し、2人の元へ向かった


ユンギside

テテの話を聞いて何かが引っかかった俺は咄嗟にジンに電話した
ジン
ジン
[ (・o・ ) モシモシ
ユンギ
ユンギ
あ、ジン、俺だ
ジン
ジン
シュガ?どうしたの?
ユンギ
ユンギ
お前の妹俺の弟と別れたんだ
ジン
ジン
知ってる、あなたから聞いた
ユンギ
ユンギ
なあジン、あなたテテになんか隠してることないか?
ジン
ジン
えっ?なんで?
ユンギ
ユンギ
なんかあなたらしくないというか…
なんか引っかかってな
ジン
ジン
やっぱシュガに隠し事はできないや
ユンギ
ユンギ
ん?
ジン
ジン
シュガ....今からいうこと絶対にテテには言わないと約束してくれ
ユンギ
ユンギ
わかった....
そして俺は、ジンからあなたが病気だということ、そしてその病気が治るかわからないことを聞いた
ユンギ
ユンギ
なんっ....で…そんな....
ジン
ジン
あなたも相当悩んだんだよ
ジン
ジン
テテとこのまま付き合ってていいのか、別れたほうがいいのか....
ジン
ジン
あなたなりに考えて、別れるのは辛いけど、テテのために別れを選択したんだと思う....
ユンギ
ユンギ
そっか....
ユンギ
ユンギ
グクにも事情をあなたの事教えてやってもいいか
ジン
ジン
うん、わかった....
ジン
ジン
じゃあ、またなんかあったら連絡する
ユンギ
ユンギ
おう、じゃあな
ジンとの電話の後俺はグクにもあなたのことを教えた
グクは見るからに顔が青ざめていた
ユンギ
ユンギ
グク、大丈夫か?
グク
グク
うん....ちょっとびっくりしちゃって....
グク
グク
テヒョニヒョンには内緒にするから安心して
ユンギ
ユンギ
頼んだぞ
グク
グク
わかった





グクとしばらく話をしたあと俺はグクと一緒にテテのとこへ戻った





テテは見るからに動揺していて問うような眼差しを俺に向けていた
ユンギ
ユンギ
テテ、帰るぞ
俺がそういうとテテはまるで胸の中の疑問を全てしまい込み、必死に自分の気持ちを隠してる様な目をした

テテが心配だったが、今はそっとしておいた方がいいと思い、何も見なかったのように俺は歩き出した




正直、テテにあなたの状態を教えない方がいいのか俺には分からなかった…

でも、いつまでも隠し通せる自信も俺にはなかった




























ユンギ
ユンギ
こんな頼りない兄貴でゴメンな....

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