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第63話

青い春とサヨナラ
卒業の次は、入学。

出会いの次は、別れ。


これらは、生きていく上で避けられないものだ。



先輩が卒業してから、数週間ほど経った。

俺が好きだった先輩。
2つ学年が離れていて、
学校一のイケメンで。


入学式の時、道に迷った俺を助けてくれた。
偶然部活も一緒になり、関わる機会が増えたんだっけ。

そっからだ。先輩のことを好きになり始めたのは。

あのくしゃっとした笑顔とか、
意地悪なのに実はすっごく優しいとことか、
イタズラが成功した時の嬉しそうな顔とか…

告白、すればよかったかな。
失敗したところで、もう二度と先輩と会う機会はない。
気まずくはならない。


でも、やっぱり無理だ。

卒業式の時、先輩は沢山の女子に囲まれていた。
第二ボタンをせがまれ、プレゼントを受け取り、告白をされ。


とても話しかけられなかった。




考えていても仕方ない。
押し寄せる後悔の波をたちきり、
伸びをする。




そのとき

ぴーんぽーん…

間抜けなチャイム音が部屋に響いた。


何か届けものあったっけ?


疑問を抱きつつ玄関のドアを開けた。


「え?」


思わず声がでる。



そこには、居るはずのない先輩。

走ってきたのだろうか、息切れしていて。




呼吸を落ち着けた先輩が、俺を見据える。


『俺、さ。ずっとお前のことが好きだった。
性別とか、ぶっちゃけどうでもよくて。
だから、俺と付き合ってください…!』





返事なんか、1つに決まってる。



「こんな俺でよければ、是非。」






さぁ先輩?
青春なんて甘酸っぱいモノとはサヨナラしましょうか。