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第61話

ぎむれっとに、くちづけを。
嗚呼。
好きな人の幸せを願えない俺は、
最低なのだろう。

ならば最低な俺が
君を好きでいる事は、許されるだろうか。


きっと許されないのだろう。



ふっと、煙草に火をつける。
甘いことが売りのモノだから、そこまで好きな味ではない。

昔君が、俺が吸っているからといい吸い始め、
揃いの銘柄がいいとせがまれ、
仕方なく揃えた時のままだ。

あの時から、1度も銘柄を変えていない。

別れた後も、君の面影を探すように
吸い続けている。






夕暮れ時、シャンメリー片手に
慣れない煙草を吸う君。
偶に煙でむせたりするその姿が、
とても愛おしかった。



嗚呼、もう一度あの時に戻れたなら。









テーブルに残されたギムレットが、
夕日に照らされて輝いていた。