第38話

第37話
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2024/12/13 08:54 更新
「この邪気はまさにあの時と同じです」
「ケン、まさか・・・・」

「キョウカ、僕が君のことを戻すからね?」

「何やってるんだあいつは!」
ゴウは、攻撃をしようとしたが
「ダメだ」
と、マサに止められた。
「・・・・・・」

「・・・・・兄さん、ケンを助けないんですか!このままじゃ・・・」
「あぁ、わかってるよ。わかってるけど(なにか方法はあるはずだ!)」
「まさかあれで魂を呼び戻すつもりなんじゃ・・・・・」

「恐らく・・・・・(自分を犠牲にして・・・・・)」
「どうする気だ!」

みんなは何も出来ずにいた。


すると?

なぜか火に囲まれる。

「火?」
「・・・・!?」

【さぁ、力を使いなさいよ】

「力?」

「どうする気だ」
「ケンくんの力を試しているのです」
と答えたのはヒロ。
「力を試す?」
「ケンくんは水の国の者。水のエレメントをもつ彼は火の力に勝つはずです」

「で、そこから力を奪うって言うのか?」
「そんな」
「おそらくは、そうなってしまいます」

「ケン・・・・・」

火の中に入り・・・

「僕は信じるよ?」

キョウカに話しかける。
【ドクン】
「愛してる、キョウカ・・・・」

次々と思い浮かぶあのころの思い出・・・・

「やっと逢えたね」
「2人ともじれったいんだから!」

そこにはサキもいて・・・


「あたしはね、2人が幸せになるって信じてるよ!だからケン、約束だよ?」

そう、サキとも約束をした。


「キョウカ、お願いだ。目を覚まして・・・・」

ケンの声が弱々しくなる。

「あいつこのまま力を使わないつもりかよ」
ゴウは見ていられないというかおでみている。

「・・・・・・」
「ヒロさん!どうか指示を!」
「いや、待って・・・邪気が弱まってる」

そう、邪気が弱くなってきたようだ。

「・・・・・」
「ケン!!逃げて!」

キョウカが叫んでる。

正気を取り戻したのか?
ケンに抱きついたまま話している。

「はぁはぁ、キョウカ?」
「このままだとあなた、死んじゃう・・・・」

「戻ったの?」
「だって、その力を使ったら力を吸収されてしまうもの・・・だからこれ以上・・・・」

「大丈夫、そんなことさせない」

ケンは力を取り戻したようで?
「火の力が弱まった」

「みんな、お願い」

ケンの顔つきも変わった。

「よっしゃ!まっていたぜ!」

「・・・・・」

「・・・・・」
「・・・・・・」
「行きますよ!」
ヒロは、GOサインをだした!!



ビシッ





【ちっ】

【カナ様、撤退しましょう】
カナは、いなくなった。




「はぁ・・・」
「ケン、大丈夫?」
「キョウカ!!よかった、生きていて・・・・」

キョウカを抱きしめ返すケン。

「・・・・・」

5人もその様子を見ている。
「サキが命をかけてケンを探してくれたのね 」
「うん・・・」

「君を操っていた人はどんな人なんだ」
「わからないわ。見た目は普通の人だもの。綺麗な女の人。だから騙されちゃうわ 」

「すまない、キョウカさん。その《女》は、僕の恋人なんです」
「えっ?」
「キョウカさんから、同じ邪気を感じましたから」

「えっ?」

「確かに感じた」

「・・・・・」

「という事は、ヒロさんはいずれカナさんのことを・・・・・」
「・・・・そうですね。そうなる時が来るでしょう。そういう覚悟ではいますよ」


「・・・・」


「とにかく無事でよかったよ。ケンも、キョウカさんも」
そして・・・・

「ケン、せっかく会えたのにまだ旅をするの?」

リリカの時と同じ状況になった。

「うん。僕の使命はまだ、終わってないから。このまま帰ってしまったら納得いかないんだ。サキとも約束したからね。強い男になるって」
と、言ってウィンクするケン。
「わかったわ。待ってる。ちゃんと生きて帰ってきてね?」

「もちろん!約束する」

そう言って彼女を抱きしめるケンを見て、

「いいね、ラブラブで」
と、つぶやくマサ。
「・・・・・・」

それに対してなぜか黙って見ているヨシ。
「ヨシさん、なんでそんな顔してるんだよ」

と、ゴウはこえをかけたが
「別に深い意味は無い」

とだけ言って行ってしまうヨシ。

「・・・・な、なんなんだ。あの人は」
と、ゴウは呆れている。

たがこの中でまだ約1人だけ思い人に会えずにいた。
「そう言えばジュンには・・・・」
と、マサが聞こうとしたのか


「俺にはおらんから!!」

と何故か怒りながらキッパリと返され・・・・

「いや、なにもそんなハッキリと・・・・」

(そうみんなのようには・・・・)

だが、

「(あいつまた言ってる)」

その事情を知ってるのはゴウただ1人だけで・・・・。

「でも、仕方がねぇか」
ずっと自分の国に帰ってないんだからな。



数日後・・・・・

「ごめんね?待たせて」

すっかり身体が治ったケン。

「準備が出来たようですね」
「みんな、ありがとう!!」
と、素直に言うケンに
「いいってことよ!」
と、頭を撫でるマサ。


「・・・・・」

「ジュン、君は・・・」
そこへ、ジュンに話しかけるのはヨシ。

「えっ?聞いていたの?」
「人に言う割には動揺しているだろ?だから、ただの仲ではないものがいるのかと・・・・」

「ヨシさんって時々鋭いこと言うよな・・・・」
「そんなつもりはないが・・・・」

「別にええんや!あいつの事は」
といきなり言うジュン。
「えっ?あいつ?」

とビックリするヨシ。

「(暴露したな)」
と、ゴウは思った。

「とにかく俺にはおらへんから!以上」

「ねぇ?何が?どうしたの?」
「さぁ。いや、でも今の発言はどうみても《いる》みたいな発言」

「その《あいつ》については何も聞いていないが?(バカなやつ)」
と、何故かここでヨシに指摘され、

「えっ!(し、しまった!!)」

「自爆だな」

「だから、みんなには【大事な人】と呼べる人がいるみたいやけど・・・・」


「大事な人・・・ね。で?」

「もう、バレバレみたいですよ?ジュンくん。」
「!?」
「君を弟ととして育ててきたゴウくんには君の心理はいち早くわかってしまったみたいですね」

「当たり前だ」
「俺の事をよう知らんくせに・・・・」

ジュンの本音がポツリ。

「そりゃそうだ。お前らだって、元々は他人だっんだろ?」
と、ヨシ。

「元々他人・・・・」
また、ヨシの冷たい言葉かと思われたが、

「けど、凄いなあいつは」
マサは続けた。
「元々他人のお前を《家族》として受け入れて何年経つかは知らねぇけど、1度もお前を悪く言わねぇし、信頼してやれよ」
「俺、褒められてる?」

「たぶんね」

「兄さんのことは信頼してるよ」

「だったらさぁ!勿体ぶらずにお前の《大事な人》について、みんなに説明してやれよ」

「はめられてるな・・・・」

と、ヨシは思った。


「俺の事を忘れてるよ、きっと」

と、言うので
「えっ?」
「なんでそんなことがわかるんだよ」

「ずっと会ってないからや」
と、切なそうな顔をする。

「それは違うな」
と、ゴウはいうが・・・・。
「だって、自分がどこの国から来たかもわからないのに・・・・」

その人の居場所なんかわかるわけない。



「でも、僕はこうおもうよ?ジュンの【大事な人】は、きっと逢いに来てくれるんじゃないかな?」

「・・・・・会いに来る?」

「その人が、ジュンを思っていてくれるなら・・・・の話だけどね」
と、ケンは言った。

「会いに来る・・・・か」
そう呟くヨシ。


「(さよならも言わずにきたんや。もう何年会っていないかさえわからない)」


だけど、逢いに来てくれるなら、待つしかないのかな?


そして、

「みなさん、今日はここで泊まりましょう」


「あー、疲れた」

と、言うゴウと、

「まさか2人部屋しかないなんて・・・・」

ゴウと2人部屋になったヨシは戸惑いを隠せずにいた。


「見てみて!ヒロさん!今日も星が綺麗だね」

「そうですね」

「・・・・・」

「おやすみ」

こうしてまた、夜は更けていった。






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