朝7時くらいに俺はベッドから離れてキッチンへ向かった
頭がされてくる。
あぁ、昨日動画あげたんだった。
アマルとの関係の動画。どうなってるだろう、正直再生数よりコメントを見たかった。
みんながどう思ったか。わかるのはコメント
俺はすぐにスマホを取り出してYouTubeを開いた。そして俺とアマルのあげた動画を見ようとアマルのチャンネルへ
は?
560万再生?
信じられない。けど今はそんなことよりコメントだ。
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ついつい嬉しくて笑ってしまった。気持ち悪い笑い方だったな
良かったよ。いや本当に。
プルプルプルプル
電話から聞こえる声は震えている
優しく、優しくアマルに声をかける。我慢するのはいけないんだ。
別に泣いてもいいんだ。俺は全然平気。アマルがすごい泣き虫でも、すごい変態でも、なんでもいい。そのままのアマルが見たいんだよね
出来れば電話じゃなくて直接話したい。
ぷっ、と電話は切れた。
そして俺はアマルに連絡した
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。