「受かったぁぁぁあ!!!!」
その言葉と同時に今日という日が_
始まった気がした_
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悪いことしちゃったかな…
あなた「…クラス同じがいいな…。」
そんなことを呟いた瞬間_
ピンポーン
インターホンの音が響いた_
あなた「うっわぁっ?!吃驚した…じゃない!」
早く出なきゃ…!
あなた「はい!今出ますっ…!」
ドタバタと慌てながら玄関へ向かう_
ガチャ
扉を開くとそこには_
あなた「心操くん…?」
彼が居た_
心操「一緒に買い物でも行かないかなと思って」
あなた「そんなわざわざ…連絡してくれれば…」
心操「いいだろ。」
あなた「いいけど…」
「誰だ?!朝っぱらから煩いな?!餓鬼!出ていけ」
あなた「ひッ…?!ごめッ…父さッ!」
バチンッ
彼の目の前で鋭い音が響いた_
あなた「待ってッ!今!今は辞めッ」
何度も何度も叩いてくる_
その時_
心操「あの、少しいいですか?あなたのお父さん。」
そう言う彼を止めようとした_
あなた「心操くんッ…!辞めた方がっ…!」
心操「しっ…黙って」
え…?
何故か彼は冷静だった_
「は?糞餓鬼、黙r…」
あなた「あれ…?なんで…」
心操「俺の個性だよ。」
あなた「え、あ、そっ…か…あぁ…」
そう言う彼に安心して腰が抜けてしまった_
あなた「ッ…怖かったッ……」
心操「大丈夫か…?」
あなた「うん…有難う、心操くん」
心操「いいよ、ほら早く行こう。」
そう言って彼は父さんに"そこで寝てろ"と言い
僕を連れてその場を離れた_
あなた「そう言えば…買い物ってどこ行くの…?」
心操「ショッピングモール。」
あなた「久しぶりに行くよ、」
心操「良かったな」
あなた「うん。」
平凡な会話を交わしながら目的地に着く_
心操「まずは文房具買いに行くぞ」
あなた「あ、うん。」
心操「好きなの選べ、買ってやるから。」
あなた「え?!そんな、悪いよ」
心操「いいから。」
あなた「…」
ずっとこんな様子で次々必要な物を買って行く_
あなた「うぁっ?!ごご…ごめんなさいっ!」
??「大丈夫だよ!こちらこそごめんなさい!」
あなた「怪我とかないですか…?!」
??「ほんと!ほんとにないから!大丈夫です!」
あなた「良かったぁ………」
??「僕の方こそごめんね?!」
あなた「いえ、!僕は平気です…。」
心操「誰かとぶつかったのか?」
あなた「うん、」
??「もう1人の人もごめんね!」
心操「いえ、俺はぶつかってすらないんで。」
緑谷「僕は緑谷出久です!
2人の名前も聞いていいかな…?」
心操「俺は心操人使、こっちが闇内あなた」
あなた「です…」
緑谷「よろしくね!ここであったのも何かの縁だし…
あぁ…えっと〜っ!!」
心操「…」
緑谷「お友達になりませんか!?」
あなた「僕なんかでよければ…」
心操「急だな。」
緑谷「デスヨネ…」
心操「まぁいいけど。」
緑谷「ヨカッタッッ!!」
あなた「凄いすんなりと…良かったら一緒に買い物しない…かな?」
緑谷「勿論ですっっっ!!!」
買い物帰り_
緑谷「今日は有難う!急だったねごめんね!」
あなた「…こちらこそ有難う…!」
心操「じゃあね。」
あなた「楽しかったよ…!有難う心操くん…」
心操「嗚呼、またな。」
あなた「うん…」
"帰りたくない"なんて言えなかった_
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!