第25話

仏様のように
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2022/10/03 13:29
あれから、何回も母ちゃんと一緒に父ちゃんのお見舞いへ行った。

父ちゃんはいきいきとした笑顔を見せた。

かわいい笑顔でまるで仏様のようだった。
正人(ただひと・梓咲家の父)
正人(ただひと・梓咲家の父)
ち~さ~と(ハッキリ言えない)
ちさと
ちさと
父ちゃん、早く元気になっておうちに帰ろうな("⌒∇⌒")
母ちゃんはドクターといろいろ話した。
そんな日々を過ごしていたある日。
11月中旬になった。

不安な日々は続いた。



私は気を紛らわすために勉強していた。


そして、12月。


世間はクリスマスという時期に。
我が家の電話のベルが鳴り。
まりや(梓咲家の母)
まりや(梓咲家の母)
もしもし。
母ちゃんは険しい顔になった。
まりや(梓咲家の母)
まりや(梓咲家の母)
わかりました。
電話を切って。
まりや(梓咲家の母)
まりや(梓咲家の母)
病院からの呼び出しが来た。父ちゃんが危篤や。
ちさと
ちさと
ええっ( ̄□ ̄;)!!
私はショックが大きかったけど。

倒れてる暇も無く、母ちゃんと車に乗った。

途中、爽(さわ)の職場に向かって職場に事情を話して爽も一緒に病院へ向かった。
ようやく、病院にたどり着いて。

手を消毒して病室へ向かった。
すると、個室で父ちゃんは弱りきっていた。

ドクターやナースが処置を続けた。

だけど、治療しても虚しく。
ドクターはご臨終を伝え。

死亡時間を言った。

こうして、父ちゃんは帰らぬ人となった。
私は力が抜けた。

父ちゃんの遺体は霊安室に運ばれて。
母ちゃんと私はドクターにお礼を言い、いろいろ手続きをすることになった。

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