あなた『あっ、そうだ!忘れてた!』
良平「んー?」
夕食を食べ終わってソファでゆったりしていた。
しばらくのほほんとしている時に思い出して、寝室に取りに行く。
あなた『メリークリスマス!』
良平「おっ!?」
リビングに戻り、良平に差し出したのは綺麗にラッピングされた箱(言い方よ笑)。
あなた『いつもありがとうーってのも込めて、』
良平「おー!」
あなた『どお?』
良平「いいー!」
私が良平に渡したのは赤いマフラー。
良平「どお?」
あなた『似合う似合う!』
良平「へへっ、ありがとな」
あなた『いーえ』
良平「じゃー俺からも、はいどうぞ。」
メリークリスマス、と良平がくれたのは私と同じようなラッピングされた箱。
あなた『……なんか見覚えあるなぁ…笑』
良平「www…開けてみ?」
リボンを解いて出てきたのは赤いマフラー
あなた『あれ、良平さん?』
良平「ww、俺ら考えることは一緒なんだな笑」
あなた『そーね笑』
いそいそと貰ったマフラーを首にまきつける。
あなた『……どお?』
良平「可愛いよ笑」
あなた『へへっありがと笑』
良平「大切に使うな。」
あなた『! 私も!大切に使う!』
うん、と優しく頷いてくれた。
良平「あっ、もう1個はもう少し待っててな?」
あなた『んふふ、はーい』
良平は毎年、クリスマスプレゼントと、誕生日プレゼントを別でくれる。
今22時半ぐらいだから、誕プレはあと2時間ないぐらいかなぁ
良平「あなた。」
あなた『ん?んんっ!』
マフラーを付けてもふもふ遊んでいる時に名前を呼ばれ、良平の方を向くと唇が当たった。
あなた『ん……っ、』
ドサリとそのままソファに押し倒された。
あなた『ひ、ぁ……』
首筋に執拗に唇が触れる。
良平の首に腕を回した。
良平「寝室、行こうか……」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。