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第2話

第一話
加藤 莉亜(リア)
マイー!!聞いてよー!!!
まるでミサイルの如く走ってきた人物に困惑しながらも応答した。
成宮 舞(マイ)
どうしたの,リア?
加藤 莉亜(リア)
『操り人形』で,“お兄ちゃん”を作ったの!!
成宮 舞(マイ)
“お兄ちゃん”を?
加藤 莉亜(リア)
うん!リアのお母さんもお父さんも,
「ずっと欲しかったんだから,“お兄ちゃん”くらい作ってもいいよ。」
って言ってくれたの!!!
成宮 舞(マイ)
そうなの?ふふっ,良かったね。
彼女は加藤 梨亜。


保育園からの幼馴染で大親友なの。


栗色の綺麗な髪の毛を方まで伸ばしていて,笑うととても可愛い。


性格も明るい方だからいつもクラスの中心にいて,私が持ってないことをすべて取り揃えてあるような子なの。
加藤 莉亜(リア)
マイは作らないの?
突然,目をのぞき込まれて驚いてしまった。


梨亜はハーフなためか,目の色に灰色が少しかかっている。


その上,目もパッチリとした二重だ。


そのせいか,その目を見ると引き寄せられるような不思議な感覚に陥るんだ。


気のせいだと思うけどね。
成宮 舞(マイ)
作り方とかわかんないからな.....
加藤 莉亜(リア)
えー?リアが教えてあげるよ?
思い立ったらすぐ行動派の梨亜は私のカバンからスマホを取り出した。
加藤 莉亜(リア)
誰作ろっかぁ?
成宮 舞(マイ)
え,いいよ。今はそんなに欲しくないし。
加藤 莉亜(リア)
作っておいた方が得だよ!ほんとにハマるから!
成宮 舞(マイ)
大丈夫だよ。それで成績下がったら嫌だし.....
1に勉強,2に勉強,3に勉強の,勉強ぐらいしか脳がない私には苦痛すぎるほどの辛さだ。
加藤 莉亜(リア)
もー!バカ真面目なんだから!!たまには息抜きも大事でしょ?
成宮 舞(マイ)
バカ真面目なんて.....。しょうがないな...作ってみるよ。
加藤 莉亜(リア)
それでよろしい!
半ば強引にやらされてるような気がするけど......まぁ興味がないと言ったら嘘になる。
加藤 莉亜(リア)
で、誰作ろっか?
成宮 舞(マイ)
え.....どうしよ?
加藤 莉亜(リア)
誰でもいいよね~じゃあ彼氏にしよ!
成宮 舞(マイ)
ちょっ.....待ってリア!私彼氏なんて現実でも作ったことないのに.....!!
加藤 莉亜(リア)
ふっふっふ.....その現実に今から彼氏が現れるんだよ!
その後もリアに好みや設定を聞かれ,ドギマギしながらも,彼氏を作った。
成宮 舞(マイ)
彼氏.....か。
加藤 莉亜(リア)
何?マイ。
成宮 舞(マイ)
何でもないよ。独り言。
初めて出来る彼氏にほんのちょっとだけ,楽しみな部分もあった。


だから.....私はこの後に起こる悲劇を,まだ知らなかったの。