tae side❥
『邪魔しないでよ?』
僕はぐぎの耳元で
そう囁いた。
罪悪感なんかない。
ぐぎとあなたは付き合ってないんだから。
ただの同居人でしょ?
僕があなたを貰っちゃうだけ。
簡単な話。
僕はあなたのもとへ向かった。
you side❥
お客さんに手伝わせるのもどうかと思うけど
断るよりいいよね!
お皿を持って行くてての後ろ姿を見送り、
料理を続ける。
---------------作り終わって---------------
ててが美味しそうにご飯を頬張る。
いきなりの一言に驚きすぎて
食べていたお米を吹き出しそうになった。
私が冗談で言うと
ぐくが怖い顔で言う。
意地悪な顔で笑うテテ。
ぐく、
なんであんな顔したの?
少しは嫉妬してくれてるのかな。
そんなことあるわけないけど
ちょっとは期待していいのかな、、?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。