第9話

第八章
12
2020/08/20 14:00
シュナイダー
シュナイダー
ドーモ、皆サン。シュナイダーです。
シュナイダー
シュナイダー
チハたんって名前、かわいいよね。
シュナイダー
シュナイダー
兵器に関する詳しいスペックは知りません(特に海軍関係)。銃は少しあったりします。
Unknown
海軍に陸軍の戦車が参加するなんて聞いたことないぞ!?
Unknown
進め!祖国の防壁となれ!
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司令官
敵艦隊、、、全滅。
嘘だと思った。
史上最大規模の大艦隊がたった1時間で壊滅すると誰が信じれるだろう。だが、目の前にあるのは燃え盛る艦隊だった物。その元凶がすぐ右隣りにいる。
少佐
少佐
いや~。派手にぶちかましたな。
スティーク
スティーク
久々の殲滅戦、物量との戦いは楽しいな。
少佐
少佐
恐らくお前を倒すため世界中から戦力が集まるぞ。
スティーク
スティーク
指令は?
少佐
少佐
『標的は敵の最高司令官、全武装を使い、障害となる存在も標的とせよ』
スティーク
スティーク
ゆっくり後方支援でもしておきますよ。そんなに前線でバンバンやってたら味方を殺しそうだ。
この男は『アサルトライフルで狙撃したら終わった』と言っていたが、本当にそうなのだろうか?操縦士はアサルトライフルしか使っていないと言ってはいるが、、、、。スナイパーライフルを使ったらどうなることか。
少佐
少佐
おう、そういうと思ってな。開発班がとんでもないものを開発しやがった。
少佐
少佐
『25口径カノン砲』だってよ。砲兵科のカノン砲をそのままスモールサイズにして既存のスナイパーライフルに無理くりくっつけたらしい。
ゴトリと置かれたそれは一般的な木ストのスナイパーライフルにみえるが、銃身とマガジンが非常に長かった。さらに言うと、機関部が完全に機関銃のそれだった。
スティーク
スティーク
取り敢えずアイアンサイト、ドラムマガジン、カバー、セミオートの追加をしておいてくれ。あと開発班にはフルオートは低レートにしろ、と伝えといて。こんなものを不安定な航空機の中でフルオート射撃してみろ、あっという間に墜落だぞ。
司令官
おい、サラッと聞き流していたがカノン砲?そんなもの聞いたことがないぞ!?
少佐
少佐
陸軍最新鋭の対兵器砲だ。一応機密情報だから扱いには気を付けろよ。
同封されていた手紙曰く、戦車の榴弾なんかでは敵の戦車が倒せないので、どうにかすべきと会議をしていた時に誰かがこういったらしい『炸薬なくして鉄の塊ぶっこめば良くね?』と打撃攻撃案を出した。結果砲兵隊の中型砲1門で中型戦艦を撃沈できるあほらしいものができた(弾頭が拳型なのは意味があるのだろうか)。射程に入った全ての『装甲戦力』を粉砕する。弾速が地味に早く、自走砲自体も早いこともあり(装甲がないから)戦艦や空母、航空機程度ではまともに太刀打ちできない。対歩兵戦闘が苦手なのはお察し(弱点)。でもーーー
司令官
人間の撃った弾丸で戦艦が壊れるか!
敵には大型戦艦、装甲空母、潜水艦すらいたのに何故全滅したのか。特に潜水艦!何故水中で威力減衰しない!
スティーク
スティーク
え~っと?特殊徹甲弾?ってもの使ってたはず。うん。そうだ。
司令官
特殊徹甲弾?
カノン砲のプロトタイプ(スケールダウンして実験してたらしい)。
なんと戦艦(の砲塔装甲)ならギリギリ貫通できるらしく、セミオートだと割とスナイパーみたく扱える弾薬らしい。分類がフルスケールライフル弾の1.5倍の時点でこの男、おかしい。
スティーク
スティーク
潜水艦は適当に艦爆突っ込ませました。
この男、墜落する艦爆を誘導して潜水艦を爆破したらしい。
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一般兵
おいおい、、、陸軍の精鋭はこんなバケモンぞろいなのか!?
まぁ、不死身とか地上からの対空砲でしか落とせないとか倒す前に倒されるとかあるからな。割と僕やあいつは易しい方だ。問題は第参重戦車部隊だろうな。全車カノン弾搭載で要塞すら破壊出来るらしい。艦砲も迎撃するという噂が流れている。まぁあそこの隊長が凄いんだが。何?チェーンソーだけで歩兵300人撃破とか超人か。こんなのは精々10人くらいしかいないよ。
司令官
こんなのが十人、、、この戦争、勝てるぞ!
あいつらは国を、、、いや、市民を守るために邪魔となる存在なら何も思わずに当然かのように殺すからな。後ろには注意した方がいい。
一般兵
少佐殿、、、それは本当ですか?
ああ。実際、この軍の死因第一位。笑えないだろ?劣勢になるわけだ。軍は今士官不足に見舞われている。優秀だったが汚い士官が一掃されたからな。
司令官
まさか、、、例のクーデター未遂事件?
おおっと、それ以上はいけない。機密情報だ。
司令官
っ!?、、口が滑りました。
まぁいい、あれから20年だ。実際、あいつらは戦争の火消しに走っていた元帥が気に入らなかったのだろう。戦争が長続きすればその分あいつらに利益が発生する訳だ。だがな、奴らは利益を得すぎた。もともと人材不足だった我々憲兵は最終兵器のあいつを派遣した。我々の誤算はそのころには既に戦力はそろっていて、すぐにでも元帥を暗殺できる状況にあったこと、あっちの誤算はあいつが人間に対して信用がなかったことだ。
司令官
人間に信用がない?
ああ、簡単に言うと、人質が死のうと気にならない、敵が殺せればそれでいい、邪魔をする人間は『敵』となる。「危ないから」と引き留めた市民が消えたのは笑えなかったな。結果、あそこはクーデター犯の行動とされ真実から消された。
一般兵
犯人に関わったものは、、、。
総じて『消えた』よ。なんせあいつの戦場は死体の確認ができないからな。初陣だぜ?訓練ばっかりしてきた人間がそんなことができると思うか?
司令官
災害か。そうなると奴の目的は何だ?
スティーク
スティーク
僕の仕事のない世界だね。
よう、憲兵隊隊長。大粛清は楽しかったか?
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シュナイダー
シュナイダー
やはりこの主人公チートでは?
シュナイダー
シュナイダー
そう思ったけど敵もチートじみてるのでいいやと思いました。
この作品はフィクションです。明らかに行いが某最高指導者みたいな人が出てきますがフィクションです。
武器の威力もフィクションです。

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