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嘘だと思った。
史上最大規模の大艦隊がたった1時間で壊滅すると誰が信じれるだろう。だが、目の前にあるのは燃え盛る艦隊だった物。その元凶がすぐ右隣りにいる。
この男は『アサルトライフルで狙撃したら終わった』と言っていたが、本当にそうなのだろうか?操縦士はアサルトライフルしか使っていないと言ってはいるが、、、、。スナイパーライフルを使ったらどうなることか。
ゴトリと置かれたそれは一般的な木ストのスナイパーライフルにみえるが、銃身とマガジンが非常に長かった。さらに言うと、機関部が完全に機関銃のそれだった。
同封されていた手紙曰く、戦車の榴弾なんかでは敵の戦車が倒せないので、どうにかすべきと会議をしていた時に誰かがこういったらしい『炸薬なくして鉄の塊ぶっこめば良くね?』と打撃攻撃案を出した。結果砲兵隊の中型砲1門で中型戦艦を撃沈できるあほらしいものができた(弾頭が拳型なのは意味があるのだろうか)。射程に入った全ての『装甲戦力』を粉砕する。弾速が地味に早く、自走砲自体も早いこともあり(装甲がないから)戦艦や空母、航空機程度ではまともに太刀打ちできない。対歩兵戦闘が苦手なのはお察し(弱点)。でもーーー
敵には大型戦艦、装甲空母、潜水艦すらいたのに何故全滅したのか。特に潜水艦!何故水中で威力減衰しない!
カノン砲のプロトタイプ(スケールダウンして実験してたらしい)。
なんと戦艦(の砲塔装甲)ならギリギリ貫通できるらしく、セミオートだと割とスナイパーみたく扱える弾薬らしい。分類がフルスケールライフル弾の1.5倍の時点でこの男、おかしい。
この男、墜落する艦爆を誘導して潜水艦を爆破したらしい。
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まぁ、不死身とか地上からの対空砲でしか落とせないとか倒す前に倒されるとかあるからな。割と僕やあいつは易しい方だ。問題は第参重戦車部隊だろうな。全車カノン弾搭載で要塞すら破壊出来るらしい。艦砲も迎撃するという噂が流れている。まぁあそこの隊長が凄いんだが。何?チェーンソーだけで歩兵300人撃破とか超人か。こんなのは精々10人くらいしかいないよ。
あいつらは国を、、、いや、市民を守るために邪魔となる存在なら何も思わずに当然かのように殺すからな。後ろには注意した方がいい。
ああ。実際、この軍の死因第一位。笑えないだろ?劣勢になるわけだ。軍は今士官不足に見舞われている。優秀だったが汚い士官が一掃されたからな。
おおっと、それ以上はいけない。機密情報だ。
まぁいい、あれから20年だ。実際、あいつらは戦争の火消しに走っていた元帥が気に入らなかったのだろう。戦争が長続きすればその分あいつらに利益が発生する訳だ。だがな、奴らは利益を得すぎた。もともと人材不足だった我々憲兵は最終兵器のあいつを派遣した。我々の誤算はそのころには既に戦力はそろっていて、すぐにでも元帥を暗殺できる状況にあったこと、あっちの誤算はあいつが人間に対して信用がなかったことだ。
ああ、簡単に言うと、人質が死のうと気にならない、敵が殺せればそれでいい、邪魔をする人間は『敵』となる。「危ないから」と引き留めた市民が消えたのは笑えなかったな。結果、あそこはクーデター犯の行動とされ真実から消された。
総じて『消えた』よ。なんせあいつの戦場は死体の確認ができないからな。初陣だぜ?訓練ばっかりしてきた人間がそんなことができると思うか?
よう、憲兵隊隊長。大粛清は楽しかったか?
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この作品はフィクションです。明らかに行いが某最高指導者みたいな人が出てきますがフィクションです。
武器の威力もフィクションです。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。