第9話

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2018/03/23 02:40
体育館倉庫の扉の鍵が閉まる。
「ほんまにいいんか ? 柚留」
どうやら、空先輩は方言男子というやつらしい。
「いいんだよ 、こいつは俺の玩具なんだから」
「じゃあ、遠慮なく」
空先輩は俺をマットの上に押し倒す。
顔が近づいてきたと思えば唇同士をくっつけていた。
「 ン ッ … チュ ッ 」
空先輩の舌が口の中へと入ってきた。
絡み合う舌。変な音を鳴らして。
「 ハァ 、ハァ … 」
キスだけで体力を消費する。
… 空先輩のキスは異様に上手すぎて …
空先輩は疲れていないのか、上半身を脱がしてくる。抵抗する気力さえ俺にはない。
「 チ ッ … 我慢出来ねぇ」
舌打ちと共に先輩の声。
そして、下半身が露になる感覚。
「 ヤ ッ … ナ … に … ッ」
上半身は空先輩が。下半身は先輩が。
胸の突起が空先輩の指によって犯されていく。
アソコが先輩の口の中に入り、上下に動かさせる。腰が抜ける感覚を初めて体験する。

そんな中、俺の視界に入ってきたのは一人の男子生徒。ただ一人 静かに立ちすくみ、俺を澄んだ瞳で見つめている。

… 音先輩 。

俺が イ くまで空先輩と先輩は俺の身体を弄った。でも音先輩はただその光景をジッと見ていただけだった。
「 ハァ … ハァ … ん ッ 」
荒い呼吸。整えるには少々時間が必要だ。
「また ,ヤ ろうな ~ 」
そう言う空先輩は笑顔だった。
「明日もここに集合」
と先輩。
「…」
黙ったままの音先輩。

あぁ 、もう何なんだ。

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