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天空くんと学校の廊下を歩いていると、
前から、見覚えのある人が歩いてきた。
そして、あっちも僕のことに気付いたようだ。
僕は、"笹村"くんの方へ歩き出した。
天空くんは、慌てて僕の所へ走ってきた。
なんか、笑われてんだけど、、なんでだろ…
天空くん怖いのに、、
そんなこと言う勇気あるなんて……
2人とも怖…!
天空くんの声のトーンが低くなった……
健太くん、めっちゃ堂々としてる…
天空くんが……女子みたいにしてる理由……?
怖い表情で2人が同時に見てきた…
教室で話した時みたいな、優しい声、優しい口調になった……
健太くんは、ため息をついたあと、サーっといなくなった。
キーンコーンカーンコーン……
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。