カノはキドに買い物を頼まれた(パシリ)
頼まれて買ったものは大量の食料品。1人でギリギリ持てるか持てないかくらいの重さだった。
そう独り言を言い路地裏に入った時だった。
男3人組がパーカーの少女にナンパをしていた。
カノは建物の影に隠れてナンパの様子を伺っていた。
男Cがパーカーの少女の肩に手を馴れ馴れしく置いた、その時だった。
パーカーの少女がそう言い男Cの手を振り払った。
パーカーの少女が男3人組にハッキリと言った。
すると…
男Aがパーカーの少女を殴り始めた。
男Bも蹴りを入れ始めた。
男Cはパーカーの少女が暴力を振るわれている様子を動画で撮り始めた。
カノが助けようか迷っているとパーカーの少女の目が赤くなった。
カノは急いで携帯をポケットから取り出し、キドにメールをした。
『アジトに行く時の近道としてよく使う路地裏に赤い目の能力者がいた!その子今ナンパされてて僕は様子を見てる』
そしてパーカーの少女は男3人組を睨みつけた。
刹那、男3人組は無惨に身体が八つ裂きにされていた。
パーカーの少女がカノの方を向いた。
カノがパーカーの少女の前に姿を現した。
そう言い、パーカーの少女はカノに背を向けて、路地裏を立ち去ろうとした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。