第16話

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2020/11/08 19:04



平野紫耀side






突然なんの前触れもなく浴室に入ってきたあなた。





驚きはしたもののどうしたらいいかと悩んでた手前、あなたから来てくれたことに同じ気持ちなんじゃと気持ちが浮ついた








(あなた)
(あなた)
ねえ、
平野紫耀
平野紫耀
ん?
(あなた)
(あなた)
なに、にやにやしてるの?
平野紫耀
平野紫耀
え?してる?
(あなた)
(あなた)
うん、めちゃくちゃしてる。なんか良い事でもあったの?




そう聞いてくるあなたの表情はなんだか曇っている。






平野紫耀
平野紫耀
いや…ほんとは今日あなたと一緒にお風呂入りたかったからさ、入ってきてくれて嬉しいなって、
(あなた)
(あなた)
…そっか。




そう言ってあなたは自分の体についた泡をサッと流して浴槽に入ろうとしたから俺はさも当たり前に俺の前に来るだろう、と思ってたら…







(あなた)
(あなた)
紫耀、前に行って
平野紫耀
平野紫耀
は?
(あなた)
(あなた)
だから前だって
平野紫耀
平野紫耀
え、なんで?
(あなた)
(あなた)
いいから!



仕方なく俺の後ろに入れるように体育座りになればチャポンってあなたが背後に入ってきた






平野紫耀
平野紫耀
ねえ、おかしくない?
(あなた)
(あなた)
なにが?
平野紫耀
平野紫耀
普通、俺がそっちじゃん
(あなた)
(あなた)
うるさいな、別にいいでしょ




なんだか口調が強めのあなたさん、なんで怒ってるの?







平野紫耀
平野紫耀
え、なに?俺、なんかした?
(あなた)
(あなた)
…………した。




少し間が空いてから、した。と返事が返ってきて、
すぐに思い返してみても何も思いつかない。






別に特段何か変わった事してないはずなんだけどな…






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