髙橋海人side
俺の手を引っ張ってスタジオへ向かうあなたを一度呼んで止めた
なんて話を無理矢理話を逸らすあなた。
無理には聞けないか、って思いながらスタジオに向かってれば前から再び吉沢さんが登場
なんて普通の会話なんだけど、なんだろう…近くない???
軽く俺も一緒に話して吉沢さんがマネージャーさんに呼ばれたから、またねって言った瞬間あなたの頭をぽんぽんってして去っていった
うわ、絶対今の女の子きゅんってしちゃうやつじゃん!なんて思いながら吉沢さんの後ろ姿を見送れば、ふと吉沢さんの耳が赤いことに気づいた。
これってもしかして…
なんて思ってたら、横からあなたの騒がしい声が…
………あなたなら大丈夫か(笑)
紫耀との事を心配してるのは本当だけど、吉沢さんとどうにかなるのは無さそうか、なんて安心した。
まあ、吉沢さんに関しては注意してみとく必要はありだな…
って、自分の恋愛じゃないのになんでこんな警戒してあげてんの、俺(笑)
どんだけ紫耀とあなたのこと大好きなんだよ(笑)
スタジオに着いて、あなたとスタッフさんと話してたら後から他のメンバーもやってきてチラッと紫耀を見ればやっぱり浮かない顔をしていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。