第19話

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2020/11/17 22:02




平野紫耀side





唇が離れて、あなたと目が合って再びあなたは顔を近づけてくれてたけど、







平野紫耀
平野紫耀
ねえ、吉沢さんとなんかあったの?
(あなた)
(あなた)
……へ?




恍惚とした表情から一瞬でいつものぽかんとした顔に戻ったあなた








(あなた)
(あなた)
吉沢さん…?吉沢亮さんのこと?
平野紫耀
平野紫耀
うん
(あなた)
(あなた)
え?…何もないけど…?
平野紫耀
平野紫耀
ほんとに?
(あなた)
(あなた)
え、うん?紫耀とユウさん仲良さそうにしてたからなんか色々溜まってたし、見たくないってなったとこにたまたま吉沢さん居てちょっと話しただけだよ?
平野紫耀
平野紫耀
話しとるやん
(あなた)
(あなた)
え、まあ、話したけど…ちょっと紫耀の話聞いてもらっただけだよ?
平野紫耀
平野紫耀
……距離近すぎじゃない?
(あなた)
(あなた)
…へ?
平野紫耀
平野紫耀
手は繋がれてるし、頭は撫でられるし、しかもあなた、照れてたじゃん
(あなた)
(あなた)
……紫耀?
平野紫耀
平野紫耀
……ごめん、かっこ悪…
 



自分が小さ過ぎて恥ずかしくなって顔を見られたくないからぎゅっとあなたを抱きしめた









(あなた)
(あなた)
……ふふ(笑)
平野紫耀
平野紫耀
……なに、
(あなた)
(あなた)
ふふ(笑)、なんでもないよ(笑)?
平野紫耀
平野紫耀
言わなくてもわかります…だっさいね、俺…
(あなた)
(あなた)
ふふ(笑)ださくなんかないよ?嬉しいもん、




あなたは、一言そう言うとそっと抱きしめていた俺の胸元を両手でそっと押して、俺の顔にいくつかキスをして、







(あなた)
(あなた)
…ふふ、かわい(笑)




って、愛おしそうに微笑んだ







平野紫耀
平野紫耀
……なんかムカつく、




俺の嫉妬心とは裏腹に幸せそうに微笑むあなたにムカついて深い口付けをした







ふわふわとしたあなたの唇が触れる度に黒い気持ちはどこかへ消えていく







その代わりに今はあなたをめちゃくちゃに抱きしめたいと言う感情が体を支配する







(あなた)
(あなた)
…んっ…あっ…




段々とあなたから漏れる甘い声がお風呂場全体に響いていつもより頭に甘く深く響く







あなたの唇から離れて顎、首筋、耳朶…とゆっくりと舌を這わしていると…









ぐーーーー






平野紫耀
平野紫耀
……ふはっ(笑)
(あなた)
(あなた)
……やだっ(笑)




揃いも揃ってお互いの腹の虫が鳴った







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