第132話

百三十一話 続き
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2021/04/11 22:57
なかside
今日はきんときの元気がない。
昨日楽しかったから今日の学校が嫌なのかなって思っていたけど違う感じがする。
でもきんときから言ってこないことは聞いても教えてくれないんだよな。
nakamu
nakamu
うーん…
きんとき
きんとき
どうしたの?
nakamu
nakamu
うわ!?
知らないうちに横に来ていたらしいきんときに凄く驚く。
いつもはそんなことないからきんときもキョトンとしていた。
きんとき
きんとき
何考えこんでんの?w
nakamu
nakamu
いやぁちょっとね~
双子だからといって何でもお互いのことがわかるわけでもないし、全てを共有するわけでもない。
質問を濁す時は聞いて欲しくない時。
きんときもそれを察したようで、
きんとき
きんとき
ふーん…
そう言いたわいのない会話が始まる。
その間もきんときはソワソワしていた。
授業中もずっと。
帰る時間になってもトイレやなんだで帰ろうとしなくて。
いつもはすぐに帰ろうって帰るのに。
朝なにかあったのかな、帰りたくなさそう。
だから俺は、
nakamu
nakamu
ちょっと寄り道しよ~?
そう言いきんときの手を引っ張って行った。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
作者
作者
ではまた(・ω・)ノシ

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