第62話

六十一話 続き
2,690
2021/01/31 22:05
スマイル
スマイル
ごめん…
ぶるside
そう言ったスマ兄は悲しそうな顔をしていた。
スマイル
スマイル
俺にはわからない…
そうそっぽ向いた彼を見る。
スマ兄にとって僕達は守る存在で。
僕達に守られるっていう発想なんてないんだ。
シャークん
シャークん
…っ!?なんでだよ…!
シャケ兄はとても辛そうな顔をしていた。
そんな顔を見るのは初めてだった。
いつもは怒らないし、宥める役だから。
シャークん
シャークん
ほんとはわかってんだろ!?
シャークん
シャークん
なんでそういつも壁を作るんだよ!?
スマ兄に反応はない。
シャケ兄はクソっと言って部屋から出て行った。
どうしていつも伝わらないんだろうか。
僕はただ…
broooock
broooock
スマ兄、大好きだよ
スマ兄は目を見開いていた。
スマ兄はきっとわかってる。
心の奥底できっと。
だから僕は言葉にする。
久しく皆が言っていなかった言葉を。
きりやん
きりやん
俺も大好きだよ…
きり兄も僕が何をしようとしているか気づいたみたいだ。
泣きながらそう呟く。
スマ兄を見ると驚き固まっていた。
その反応に少し悲しくなる。
意外という反応をしてほしくはなかったよ。
僕はきり兄を連れて部屋を出た。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
作者
作者
ではまた(・ω・)ノシ

プリ小説オーディオドラマ