第98話

九十七話 自分は自分
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2021/03/09 02:38
きんside
食い気味に反応してしまい少し恥ずかしくなる。
なかむは笑ってるし。
少し頬を膨らますとごめんと笑いながら返ってきた。
そして、
nakamu
nakamu
なら俺がいるからいいじゃーん
と少し膨れっ面になる。
なかむはクラスの人気者で。
俺はそれに付いていっている下位の人間で。
出来るだけなかむに近づきたかった。
きんとき
きんとき
俺だってなかむがいればいいよ…
でも周りが白い目で見るのだ。
なんでなかむがあんな奴といるのかと。
たまになかむがそう聞かれてるのを見たこともある。
俺もそう思うし…。
下を向いてると、頬を挟まれ顔を上に上げられる。
nakamu
nakamu
きんときはきんときでいいの!
nakamu
nakamu
俺はありのままのきんときが好きなの!
真剣な目でそう言われる。
それを見て吹っ切れてしまった。
なかむに合わせなくても俺は俺だから。
きんとき
きんとき
ありがとう
そう笑うとなかむは満足そうに笑顔になった。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
作者
作者
ではまた(・ω・)ノシ

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