第61話

独占欲…
北人
どこにあんだよ。

















残り時間は15分。















他の男子生徒
そういえばさくらは?
他の生徒
そういえばさっきからいないねー
他の生徒
北人先輩のことだったら飛んでくるのに
他の男子生徒
さくら独占欲強いもんねー今日北人先輩に告るとか言ってたよ?







ん?







聞いてみるか、







他の男子生徒
え!まじで!?
北人
あのーさ、
他の男子生徒
え!北人先輩!
北人
そのさくら、って子どんな見た目してる?
他の生徒
へ?あー、茶髪で巻き髪で…身長小さめですけど…なんで?
北人
と、とりあえず、その子がいそうなとこない?
他の生徒
んー、あ!図書室
他の生徒
あーよく行ってたね!
北人
図書室…わかった!ありがとう!
他の男子生徒
輝いてんなー
他の生徒
まじそれ












ガラッ











北人
っ…
さくら
おそーい
さくら
まぁ時間内ですけど😕
北人
写真は
さくら
はいはい。どーぞ
北人
よかった…
さくら
先輩。最後にひとつ聞いて欲しいことがあるんですけど。
北人
なに?急いでるんだけど。
さくら
あの時はありがとうございました。
北人
あの時…?
さくら
根暗だった私がここで小説を書いていた時、助けてくれたのが北人先輩でした。
北人
俺、そんなことした?っけ
さくら
はい。先輩は覚えてないんだ…
北人
ごめん、覚えてない。
さくら
そうですかー
さくら
まぁいいや!どうせ私のものにはなんないし
さくら
あなたちゃん?だっけ
さくら
その子に言ってください。
隠してごめんねって、
さくら
それから、綺麗な写真だねって
さくら
さよなら、北人先輩。
北人
おい!待って。どんなことがあっても、もうこんなことはするな。俺がどうしてあなたには仲良くできるかわかる?
北人
素直だからだよ。あなたが
さくら
素直ですか、










急げ、






あと、5分。


































素直。
そ、あっそ。

いいよね。素直になれるって。



私はこんな方法でしか北人先輩とは話せないの。

自分に自信がないから。
確かに北人先輩の目に止まるように一生懸命努力してきたよ。

でもね、まだだめなんじゃないかとか思っちゃうんだ。



だって北人先輩が目も合わせてくれないから。








もっと可愛くならなきゃ。

もっと綺麗にならなきゃ。

もっと憧れの存在にならなきゃ。

もっと、もっと、もっと…


そんな沼に私をはめたのは北人先輩。


あなたでしょ。







でも、諦めが悪いのはかっこ悪いから。

いいよ。諦めてあげる。

後悔しても知らないよ?

あの時、彼女にすればよかったって思ってもらえるくらい可愛くなってみせるもん。


















ばいばい。先輩