ーー岩泉sideーー
母「ご飯、机に置いておくから。私は仕事行ってくるわね。」
岩泉「…おう。行ってらっしゃい母さん。」
パタン
岩泉「…」
岩泉「……電話…してみるか…?」
岩泉「…ッでも………あ゙ー…いや、電話…」
この時間がもったいない。
こんな俺がイラつく。
こんな俺が嫌いだ。
岩泉「〜〜〜ッッ!!あ゙あ゙ッッ!!もうッッ!!」
«プルルルルル…プルルルルル…»
岩泉「…出ねぇ…?」
«プルルルルル…おかけになった電話番号はおでになりません。電源が入っていないか___»
岩泉「…チッ くそッッ」
🎼.•*¨*•.¸¸♬🎶•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
岩泉「?誰からだよ…まさかあなた…」
«…あ、出た。もしもし、国見です。»
岩泉「…あぁ、国見。どうした?」
«あなたさんに何かあったか知りませんか?»
岩泉「ドクリ」
強く、心臓が揺れた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。