愛夏「あなたくんはぁ、スポドリ渡しに行ってぇ?」
あなた『あ、はい』
タタタッ
愛夏「……芽衣子さんからお前があなたくんをいじめてた証拠写真やらなんやら貰ってるの。」
紗菜「ふーん?だから何?ていうか喋り方変わったねぇ?」
愛夏「それはお前もでしょ?だから…これを校内でばらまいたらお前は終わりだよ?」
紗菜「………へ〜ぇ?でもそれが嘘かもしれないじゃない?」
愛夏「は?」
紗菜「だって私はこの学校のお姫様なんだから!そんなの誰も信じないわよッ?」
紗菜「あんたも馬鹿ねぇ〜www」
愛夏「馬鹿…?馬鹿はお前じゃないの?」
紗菜「あっははッwwwwだってあのあなたなんかに恋してるなんてさぁwwww」
紗菜「ま、及川さんじゃなくて良かったけどw」
愛夏「………」
紗菜「あなたはやめた方が良いよ?だってこの私に嫌がらせしてくるし…それに……」
紗菜「両親にも愛されてないこ可哀想な出来損ないなんだからッ!ww」
紗菜「アッハッハッハッハッwwww」
愛夏「…………ぅ」
紗菜「なに?何も言えなくなったかなぁ??w」
愛夏「違う…あなたくんはみんなに愛されてるの…ファンクラブだってある…」
紗菜「そんなの私にもあるわ。愛されてるなんて虚言吐かなくていーよ?」
愛夏「違うッ!!あなたくんは本当に愛されてるッ!!私なんかじゃ叶わない…高嶺の花…せめて…裏であなたくんをいじめる奴を懲らしめるの…私は…」
愛夏「お前を地獄に落としてッ!!あなたくんには幸せに生きてもらうのよッ!!」
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愛夏は意外と良い奴だった説
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。