第96話

《92》
3,822
2020/09/23 10:01

ーー紗菜sideーー

以前、私はあなたに“復讐”すると決めた。
それは、幼稚園の頃にあなたに________


私は、幼稚園内でも特に甘やかされてたと思う。

だから相手の事を考えるとか、いじめちゃいけないとかよく分からなかった。

紗菜「ひな!あんたなんかがオシャレしてもいみないのよ!わたしがかわりにつけてあげる!」
ひな「やめて!かえして!わたしの…大切なかみかざりなの!」
紗菜「うるさいわね!わたしのかみにつけてやるんだから…かんしゃ!かんしゃしてよね!」

毎日こんな風に[ひな]という名前の女の子と遊んであげてた。

あなたはそれを見たのか、

あなた『ひなちゃんかわいそう。おねえちゃんはどうしてそんなことするんだよ!』
紗菜「うるさい!わたしのかってでしょ!あんたにはかんけいない!」
あなた『はあ…こんなのがおねえちゃんだなんて!』

なんて言ってくるようになった。

それでも私は止めなかった。楽しかったから。

そのまま年長に上がった。

「あら?せっかく年長さんになったのに、ひなちゃん来ないわね……」
紗菜「(まったく、よわむしなんだから)」

と思ったのも束の間。

あなた『せんせえ!ひなちゃんいた!なんだかたおれてるよ?』

「?!」

「倒れてる?!」

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