???『…じゃあここで待っててねッ!僕、行ってくるッ!』
あなた『…………どうやってここから出るの?』
???『?僕があなたに会うために、ここを創り出したんだよ?それは僕の自由さッ!』
あなた『……そうなんだ…』
あなた『……ねぇ、やっぱり名前、教えてくれないかな。』
???『……もし、知ったら、良くないことばかりだよ………?』
あなた『なんで?』
???『………』
あなた『…ねぇ、』
???『…………僕は、本当は居ちゃいけない存在だから……』
あなた『……なんで?なんでそう思うんだよ、ダメだよ、そんな事言っちゃ………』
???『……僕は、ダメなんだよ、社会に出たら“差別”の対象になる…』
あなた『差別?社会?分からない、何言ってんの…』
???『………あなたが僕を作ってくれたんだけど…』
???『……何でもないよッ!とりあえず今までの事を忘れるように、おまじないかけてあげるねッッ!』
あなた『え、やだよ、忘れたくない。』
???『!…………ダーメッッ!はい、休んでなよッッ?』
あなた『……ちょ…、待っ………や、だ………』
パタッ
???『……行ってきます、あなた。』
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???クンの正体が少しは分かった回ではないでしょうか…ッッ!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。