そう、ひなは、自殺したのだ。
その頃は何故か理解が出来ず、「ねたフリしてる」と思い込んでた。
その夜だけ。あなたは豹変した。
紗菜「はあ、ひなったらあしたはくるかしら?」
あなた『さなちゃんやめてよ!』
紗菜「……は?あなたどうしたの?」
あなた『あんなにいったのに…ひどいよさなちゃん。どうしてやめてくれなかったの?』
紗菜「…だってたのしかったんだもん。」
あなた『それだけのりゆうで…?ひどいよさなちゃん…ひどい…グスン…ひどい…』
紗菜「…あなた?やめてよ、ひなみたいなまねして…」
あなた『…ねえさなちゃん。わるいことはかえってくるってしってる?ニコ』
紗菜「…は?」
ジャキン。ハサミの音が鳴る。
一瞬のことだった。
あなた『…さなちゃんがわるいんだよ。ひなのこといじめてくるんだもん。あははっ!』
紗菜「は、ひな……?あなたがひな…??…え?…う、うわぁぁぁぁあんッッッ!!」
髪の毛や服はズタボロに。今までひなから奪った髪飾りはぐしゃぐしゃにされ、刃が腕に当たり滲む血。
人生で1番泣いたと思う。
私のトラウマ。ひなが恐ろしい存在で仕方がない。
私は、その日のあなたを[ひな]と名付けたのだ。
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もうジャンルをホラーに変えようかなぁ←
皆さん的にはどう思いやすか←
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。