第15話

推しからの愛は受け取れません!♯14
4,992
2020/04/21 11:00
あなた      side
ピーンポーン   ピーンポーン

やった!神様ありがとうございます

この状況から開放される!!!

♡ 「はーい、あ!そらるさん!」

ん?え、今なんて?そらるさん…??

いや、聞き間違いだよね!うんうん絶対そうだ

耳鼻科行こっかな

♡ 「今開けますねー」

ガチャ

💙 「よ!まふ、ん?誰か来てるのか?」

本物だァァァあ!!!イケメン!かっこいい!

生で見れるなんて…もう死んでもいいかもしれない

♡ 「今、あなたちゃんが来てるんですよ!そらるさんにも紹介してあげます!」

💙 「あ〜、まふの好きな人」

♡ 「まぁ、そうですね」

え、私帰ろうとしてたんだけど…

てか、タイミング悪すぎでしょ!?まふまふさんといるだけでも過呼吸なのにそらるさんまで!?

え!?心臓止まるよ!?死ぬよ?いいの!

♡ 「じゃあ、紹介しますね!こちらあなたちゃんです!僕の未来のお嫁さん!」

♥ 「違います」

♡ 「え…いやでも((」

♥ 「違います」

💙 「うん?えっとそらるです、知ってるかもだけどね」

♥ 「存じ上げています。いつも動画拝見させて頂いています。あ、えっとあなたですペコ」

💙 「うん‪wありがとう」

♡ 「じゃあ何か飲み物持ってきますね!2人で話しててください!」

え…え?いやいやいや無理無理無理

2人にしないでよ!ねぇ!置いていかないで!

なんなら私が飲み物取ってくるから!

いや、でも3人も無理だけどね、うん

そらる    side
まふの家に遊びに行ったら、あなたさんがいた

容姿を見るにそこまで美人という訳ではない…かな?

何処に惚れ込んだのか少し気になる…

そして、そのあなたさんと今2人っきりである…結構気まずい
💙   「あの…」

♥ 「はいぃ!!!」

💙 「…あなたさんって歌い手好きなの?」

これは、普通に疑問である

もし、歌い手が好きな人ならまふがあれだけ求愛してるのに応えない訳がない

♥ 「はい!大好きです!」

💙 「ふーん、誰が一番好きなの?」

♥ 「えーと…まふまふさんです」

え…まふのことが一番好きなのにその塩対応は、何故なんだろう

普通のリスナーなら一瞬で食いついてそうだけどな…

💙 「まふのこと好きなのに、何で付き合わないの?」

♥ 「それは、まふまふさんが私の推しだからですね!推しは推しです!恋愛対象外です」

💙 「変わってるね…リアコだっているのに」

♥ 「そう…ですかね?」

変な人だなぁ…まぁ面白いけど

少し、イタズラしてみよっかな

💙 「じゃあさ、俺があなたさんの事好きだって言ったら付き合ってくれる?」

そう言って、ずいっと体を近づけてみる

♥ 「ヘ!?////」

すると顔を真っ赤にして驚いているあなたさん、可愛い…

💙 「だってさ、俺は推しじゃないでしょ?」

♥ 「私は……箱推しです!!!」

♥ 「勿論、そらるさんも大好きです!推してます!あくまで、まふまふさんが最推しという訳で、他の方が推しではないとは限りません!!!」

💙 「!?ははっ!何それ…あなたさんって面白いねククッ」

♥ 「え!私は、本心を言ったまでなんですけど…」

あぁ〜、面白いなこの子

なんかまふが惚れたのもわかる気がするな…

あなたさんか…

少し、気になるな…

プリ小説オーディオドラマ