あなた side
♡ 「あなたさんってあの…いつもTwitterとかで毎回コメントくれる…」
あ〜、それ私だ
毎回、即コメントしてるしリツイートしてるわ←
え、待って、認知?
これは、夢か?
♡ 「うわぁぁ!嬉しい!いつもコメント読んでます!ありがとうございます!」
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!
尊い!!!なんだこの可愛い生き物!?
天使か?いや、天使だ!
って、危ない危ない…
危うくこの状況を受け入れるところだったぜ☆
♥ 「あ、あの…なんで私は、ここに連れてこられたんですか?…」
♡ 「え、えっと…すごく恥ずかしいんですけど…」
わぁ!照れてる!可愛い︎💕︎
♡ 「僕、いつも応援してくれてるあなたさんが好きで…」
うんうん……うん?
♡ 「ひ、一目惚れなんです…」
ん? んんんんん???
♡ 「僕がまだあまり人気がない時から好きでいてくれるのを知って、もっと好きになって…」
いや、この人頭おかしいね
何を言ってるのか分からないよ
♡ 「だから、僕と付き合ってくれませんか?」
K9◯ju27□卍あ@68#.~569???
…………。
ヤバい、脳が追いつかない…
なんて言った?この人?
好きです?ん???
あ、ダメだ←
考えるのやめよ
♥ 「えっと、何を言ってるのか分かりませんね」
♡ 「え!?えっと…」
♥ 「大体、あなたは有名な方だと言うことをご存知で?そんなお方が私のような醜女を好きとか有り得ませんね。眼科に行くことをおすすめします。」
♡ 「ちょ!ちょっと待ってください!」
♡ 「あなたさんは、すっごく可愛いですよ!」
あ、待って鼻血が…
ってそんな事言ってる場合じゃない!
私は、帰らなくては!
早くグッズを開封しなくては!
♥ 「あの…」
♡ 「はい!」
♥ 「お断りします」
♡ 「え!?えっとそれはどうして…」
♥ 「貴方が推しだからです!」
♥ 「それでは、私はこの後グッズを開封するという任務があるので」
♥ 「さようなら」
♡ 「え!あっ!ちょっと待ってくださいよぉ〜」
逃げろ!!!
推しと同じ空間にいたら、私が死んでしまう!
その時のタイムを測って欲しかった
絶対に過去最高の走りだったよね☆
そんなこんなで
私は、その後無事に家に帰ることが出来ました!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!