朝、お母さんに呼ばれて目を覚ました。
もう!お母さんは心配性なんだから!!
私は、市民のために作られた大きな体育館に向かった。
体育館には、若い人たちが沢山いた。
さすが、市の子供全員っていうのはやっぱり多い。
そこには、私の幼馴染で親友である こうさか はるな がいた。
はるながいたことに、少し安心したな。
他に誰かいないかなぁ。
周りを見渡したら、体育館の入り口付近に、見覚えのある男子2人が目に入った。
私たちは2人に近づいた。
この2人は、たかはし しゅうや と、なかの ひかる。
2人も私の幼馴染で親友だ。
でもよかった、みんな来ていて!
周りを見ても、お年寄りがたくさんいる。
お年寄りとの交流会ってことしか思いつかないな。
ん?
お年寄りがなにかを言っている?
私はお年寄りに近づいてみた。
お年寄りがなんかおかしい。
周りのお年寄りも様子が変だ。
お年寄りが急に手で私の首をしめてきた!
他のみんなもお年寄りに襲われている。
私はだんだん意識が遠のいていった。
かすかに見えたのは、お年寄りの緑色に光った目の色だった……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。