結局、照と誕生日、過ごした。
でもご飯食べたらすぐ帰ってもらった…
蓮くんのことは大好きだけど、
弱い自分がいて、
誰かがいないと不安になる。
かといって、束縛されると辛い部分もある。
何がしたいのか自分でも分からないや…
蓮くんからメールだ…
あなたへ
さっきは何も言えなかったけど、
誕生日おめでとう。
寂しい思いさせてごめんね。
だから、もう終わりにしよう。
すれ違ってるとお互い喧嘩ばかりで辛いので。
今でもあなたが大好きです。
今までありがと。
蓮より
あなたはいっぱい泣いた。
目が腫れちゃうくらい。
一人は嫌だったけど、一人で泣いた。
蓮くんに謝りたい、大好き。
って言いたいけど、メールの返事はしなかった。
蓮くんが持ってきたプレゼント。
開けてみた。
…ダイヤが付いた指輪だった…
誕生日なのに、いっぱい泣きながら寝た。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。