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第13話

バトル 10
ゴールと恭弥を視界に入れて自分のポジション付近を軽く動きつつ思案する。

シュートはダメ、切り込んでもダメだった。……ならやっぱあれしかねえか?
恭弥!
名前を呼ぶ声の強さとアイコンタクト、それだけで恭弥は察したようだった。
恭弥
……っへぇ、ほらよっ!
ゴールに向かって大きくボールが放たれる。

俺は敵の合間を縫ってゴールへ一直線に駆け抜け、片足で踏み切って空中でボールを掴み、リングに叩き込んだ。


ワンハンドの“アリウープ”――――決まった。


わっと会場が沸く。何故か敵も盛り上がっていて、おいおいとツッコミたくなりつつも悪い気はしなかった。

これは効いただろ、と赤羽美瑚を見上げ――
監督
臣!!!
ベンチから大声が飛んできてビクッと肩が跳ねる。
はっ、はい!
監督
いい加減にしろ!!集中せんか!!
は……ハイ!!
はーっ!こっえぇ……監督の怒鳴り声って全身に響くんだよな。圧やばすぎだろ。

あーあ、赤羽美瑚の反応見れなかったな……。せっかくあんな疲れることしたのに、無駄だったぜ。




しお
フーン……かっこいいことするじゃん。これはちょっとんじゃない?美瑚
美瑚
……別に
しお
ふぅん?
私はからかうように笑っているしおの目から逃れるように顔を背けた。

あいつにドキッとなんて……するわけないでしょ。

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るうみ
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るうみ
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