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第11話

バトル 8
美瑚
…………
二階の手すりを両手で持って一階を見下ろす。

いつもしつこく絡んでくるあいつは、ディフェンスもだがオフェンスになると一際コートで存在感を放っている。

……上手いんだよな。ムカつくけど。

あ、またシュート決めた。
女子
きゃあああっ!!
女子
かっこいいー!!!
うるっさ……ほんとこの人たち、周りの迷惑とか考えてないよね。恋は盲目?だっけ。まあこの人たちはミーハーなだけなんだろうけど。
しお
美瑚は応援しないの?
頬杖をついたままこちらに視線だけ動かしてきてしおが言った。
美瑚
しないよ。ていうか、しおこそしないの?私を誘ったわりに誰目当てでもなさそうじゃん
しお
んー?だって、正直バスケとか興味ないし。いちおー彼氏クンいるしねー
でもめんどくさくなってきたし別れよっかな、と横髪を人差し指に巻き付けながら呟くしお。

しおは猫かぶりというか、人によって若干態度を変えるところがある。私の前のこれがしおの……らしい。
しお
でもまぁ、推しに誘われちゃったから?行こっかなーって
美瑚
推し?……あぁ、蘭くん?
しお
そそ!かわいい顔してるよねー、私がっついてこない男がタイプだからさぁ
美瑚
あー……分かるかも
私は桐生臣を思い出しながら言った。

なんで落とそうとしてくるか知らないけど、どうせゲームか何かでしょ。今までもそういう人いたし。

どれだけ迫られても、絶対落とされてやらない。
しお
……あ
しおが一階を見ながら何かに気付いたような声を出したので、なんとなくその視線を追った。

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るうみ
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るうみ
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