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第4話

バトル 2
昼休みの廊下で、大きなダンボール箱を運ぶ女子二人を見つけた。

一人は赤羽美瑚、もう一人は……
恭弥
あ、赤羽さんの隣の子しおちゃんだ。可愛いな
取って食うなよ恭弥
恭弥
ははは。代わりに行くぞ臣
おー、だな
俺は赤羽美瑚の元へ歩み寄った。

赤羽美瑚がこちらを見る瞬間、何も言わずにダンボール箱を彼女の手から取り上げる。
重てえだろ。どこに運べばいいんだ?これ
美瑚
…………
赤羽美瑚が訝しげに見てくる。

おい、ここはドキッとするとこだろ。そうじゃなくても「優しいな……」って思うとこだろーが。そんな疑心たっぷりの視線を向けてくんじゃねえ。

と思いはするが、表情には出さない。計算ではなく自然に手伝った風を装い、しれっとして彼女の返答を待つ。
美瑚
……理科室。教卓みたいなところに置けばいい
あそこな。了解
理科室へ歩き出せば、隣をついてくる赤羽美瑚。

お、これは響いたか?良い奴じゃんってなった?
美瑚
あのさ、わざとらしいから
!?
気付くのかよ!!くそ、この女――
美瑚
まぁでも一応ありがとう
ニコリともせずに赤羽美瑚は言った。

……愛想ねえ奴。
礼なんかいらねえよ。お前じゃなかったら手伝ってなかったし
美瑚
あそ
行こしお、と赤羽美瑚は恭弥たちと話していた女の子の手を引いて去っていった。


なんでだよ!ときめけよ!!

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るうみ
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るうみ
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