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第2話

赤羽美瑚という女
おいさく、あいつなんなんだ!?
お、帰ってきた
恭弥
どうだった?
どうしたもこうしたもねえよ!!なんなんだあの女!
イライラしたまま自分の席にドカッと座る。周りには朔、恭弥きょうや、蘭がいて、全員その辺から引っ張ってきた椅子に座っている。

隣から蘭が心配そうに見てきた。
何かあったの?
ああ!あいつ、赤くもならなかった!
恭弥
へぇ。なんて言ったんだ?
俺はさっきの校舎裏での出来事を思い出して、その通りに言葉を紡いだ。
「お前のこと、ずっと綺麗だと思ってた。いつからか分かんねえけど、お前が好きだ」
朔&恭弥
ぶはっ
は?
えっ、『ずっと綺麗だと思ってた』!?そう言ったの?お前
そうだけど
恭弥
ぶふっ、ダメだ我慢できな……っ。お前口説くの下手すぎだろ……!
ますます可笑しそうに笑う朔と恭弥。意味が分からねえ。

別に普通に口説いただけじゃねえか。
そ、それで赤羽さんはどんな反応したの?
「は?きも」って
朔と恭弥がついに声を上げて笑った。

すると何故か蘭に「ご、ごめん……」と謝られた。いや全然いいけど。
恭弥
はー……笑った。悪かったなおみ、赤羽さんのこと言わなくて
……あの女のこと?どういうことだよ
彼女有名なんだよ。難攻不落の毒舌少女ってな
……“美”少女じゃねえのな。確かにそんな美人でも可愛くもなかったけど。
恭弥
まぁ頑張れよ。あの子落とすのがお前の罰ゲームだからな
……は、冗談だろ!?あの女をまた口説けってか!?
が、がんばって……
作戦練ってやろうか?
いや、いい。自分でやる
すぐ落として、とっとと罰ゲームを終わらせてやる
じゃないとあの女の顔を何度も見てその度に口説かなくてはならなくなる。


『……は?きも』


あんな屈辱、もう御免だ。
見とけよ……
俺は眉間に皺が寄ったあの女の顔を思い浮かべながら、憎々しく呟いた。

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るうみ
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るうみ
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