有名高に入れれば、喜ぶのが普通だろう。
でも、僕は、違った。
僕は、ベッドに寝っ転がった。
これからどうしたものか……
はぁ…と、ため息をついた。
僕は起き上がった。
そして何故か鏡の前に立った。
何故だろうか?
まるで、鏡に引きつられているような……
なんとも、地味で、普通な(個人的に思っている)自分の姿を見つめた。
自分を見たとこで、何も起こらない。
分かっているのに……
何故か鏡の前から離れたくなかった。
いや、正確には離れられなかった。
鏡に映る、もう1人の僕に触れた…………
と、その途端、鏡が光出した。
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その後のことは、あまり覚えていない。
鏡が光り出して……
後は……なんだったか…
目の前には、見知らぬ男がいた。
赤髪の無造作な髪に、左目にハートのマーク。
制服らしき格好………
一体誰だ?
3話に続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。