それから私は、感情が無いように
ただただ…座っていた
その時、入ってきたのは
そう、カラ松だった
それは綺麗な花だった
カラ松side
あなたは微笑んで見せたがその顔は
弱かった
あなたside
私がお礼を言ったあとにカラ松は出ていった
少し泣きながら
その泣き顔を見ても何も
思わなくなってしまった
悪魔か…私は…
其れからは眠くなってしまい
寝た
また、夢を見た
カラ松が遠くに行ってしまう夢。
もう何回も見る
だけどその時だけ違った
~夢の中~
『ごめんな…』
どうして?どうして、カラ松が謝るの?
どうして?どうして、声が出ないの?
『俺のせいで…』
なんで?何で、そんなに自分が悪いように言うの?
誰か…『イミ』を、教えてよ…
そこで目が覚めた
私は、泣いていた
廊下にも響くぐらい
大きな声で
ひたすら泣いていた
個室だったからまだ良かったけど
個室じゃなかったら
あぁ…ダメだダメ。
ぷらす思考に考えるんだ
でも、泣くのを止められない
今日は此のまま寝てよう
私はそうすればと
空に
月に
星に
そう…
願った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。