隣で嬉しそうにパンケーキを食べ始めるミンジュオンニを見つめながらふと思い出したこと。
クラオンニにプデュ始まってすぐに貸したゲーム機返してもらってない。
なんで今思い出したのかわかんないけど返してもおうかな
暇だしついでにクラオンニとゲームしてこよ
まだフォークを持ったままの二人に挨拶をして、寮から出る。
目の前の扉からはまだ朝だというのにとてもうるさい笑い声となんかの言い合いの声が聞こえてくる。
まだドアも開いてないのになぁ…やば、行きたくなくなってきた
でもそろそろ私も日本のゲームしたいしなぁ…
行くか
騒がしいその声に混じるのが気が引けたけど、
少し重いその扉のインターホンを押すとまるで待っていたかと思うほどに早く扉が開いた。
背中にユリオンニを背負ったままチェヨンオンニの隣を通って私達と大した変わりのない宿舎に乗り込む。
クラオンニがソファを独占しながら私が貸したゲーム機を楽しそうに使っている。
今、奇声上がったし多分死んだんだろな笑
ソファで楽しんでるクラオンニの隣に座り込むとその隣にユリオンニがゼロ距離で座ってきた。
ちょっと近くない?と言いたいところだけどなんか怒られて大変だったみたいだから軽く頭を撫でながらクラオンニの様子を眺める。
グダグダしてるクラオンニの横でオンニがひと段落つくまで待っているとジムに行ってる仁美オンニ以外の全員がいつの間にか集まっていて。
それぞれがソファに座ったり床に寝そべったりしてる。
いろいろ話して行くうちに、私のメンバー内での印象がわかった。
必ずどの場面でも出てくる単語。鈍感。鈍感?
私ってそんな鈍感か?鈍感鈍感言われすぎてもう鈍感の意味がわからなくなってきた笑
練習生の頃は先生とか友達によく周り見れてるねって褒められたんだけど...
悪い方に成長しちゃったかなぁ笑
何を言われるのやら、急に真剣な顔をして口を開いたユリオンニから聞かれた。
結局ここに来てからずっといじられたままの私と
それをみてニヤニヤしてるウォニョンとその他オンニ達。
最初から最後まで私は鈍感だのなんだの言われて気付いたら午後。
バカにされてる気分ではないけど多分何か大事なものが欠けた気がするなぁ笑
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。