sideあなた
な…なんだろ…マジの不仲説とかあるかもしんないし…でも怖い雰囲気でもないし…
一瞬、何もかも信じられなかった
シルクがマサイの事を好き?そんなの前から知ってたはずなのに。
今、マサイさんだったらなんて返すんだろう。
わからない。しかも、この身体と起こった事は、私自身じゃなくて、マサイさんの身の事だし、無責任な事言えない。
俯いていたシルクさんの顔があがった。
ふと合った視線の先のシルクさんの目は、涙が滲んでいた。
その言葉が、心にグサッと刺さったのがわかった。
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sideマサイ
…なんか…嫌な予感がする。
この子とたぶん入れ替わったということは、このあなたって子は俺の身体になってるわけだ。
その入れ替わった子の身(自分の身)になにか嫌な事が起こってるような…
…いや、気のせいか!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。