第95話

#90
1,962
2021/10/15 04:52






あなたside








私は、12歳でジャニーズに入った。




だけど、家族の話をしたことは1度もない。




シンメである恭平にも、




同期である流星にも、




勿論、メンバーにも。




唯一知っていたのは、ジャニーさんだけ。




オーディションで不意に聞かれた際、




うまく答えることが出来ず、本当のことを話してしまった。























私の家族は、母·父·兄。




私がまだ10歳のときだった。



母の休みが急遽仕事になり、



父と兄と3人でドライブしていた時、



トラックに衝突して、私だけが生き残った。



それは、面倒見がよく優しかった兄が庇ってくれたから。




相手のトラックは、その日はたまたま眠れず




居眠り運転だったらしい




その数週間後、今度は母が亡くなった。




実は、急遽仕事になった、というのは




ただの口実だったらしく、




本当は病院に行っていた。




その時診断されたのが、治すのがとても難しい、




珍しい病気だったらしい。




一気に誰もなくなった私は親戚に預けられ、




2年がだった頃、




家のリビングのソファにくつろぎながら




テレビを見ている親戚が言った言葉を




たまたま聞いてしまった。










「ねぇ、あの子どうするの?
預かったはいいけど、そろそろ限界よ?」




『まぁ、そのうち追い出せばいいさ笑』



















それを聞いて、私は家を飛び出した。




雨の中たどり着いたのは、昔よく兄と来ていた公園。




そこで、ジャニーさんと会ったんだ__



































⭐200超!!



いつの間にかいっててびっくりしました!笑



ありがとうございますっ!



あと数話で完結です!



最後までお楽しみください笑


















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