琴奈の会社
左馬刻サイド
今から向かうか。
そうですね……
銃兎さんは警察官の手配を…
あぁ、左馬刻。
お前も行くぞ。
んなことわかってんだよ‼︎‼︎
早くしねえとあなたが…‼︎‼︎
左馬刻、そう焦るな。
あなたは弱い人間じゃない。
かと言って、あいつが心配なんだよ……
早苗と私はここで待っていた方が……
ええ。
ヤクザが入ってるので危険です。
無理しないでね?
あぁ。
チッ……
俺らは銃兎の車で目的地まで向かう。
、
車の中
左馬刻、言っておくが殴ったりするなよ。
お前の目的はあなたを見つけることだ。
あ゛??
俺はあいつらぶん殴らねえと気が済まねえんだよ。
かといってあいつに手を出したらマジで許さねえから。
左馬刻、今回は小官の責任もある。
だから小官を殴ってくれ。
理鶯まで……
……あいつならなんとかするだろ。
俺はそれ話や信じるしかねえんだよ。
あいつは弱い人間じゃねえから。
、
んんんっ……
あれ、ここどこだろ……
周りは暗くて、電気が一個ついてるだけ。
鎖とかは何もつけられていないけど、扉があり鍵がかかってると思う。
あー……確か連れて行かれたんだった…
スマホもないし…
誰とも連絡取れない。
持っているのはヒプノシスマイク だけ。
でもこれがあったとしても何もできない。
助けを待つしかないかな…
無駄だよ。
ここにいる以上は無理だから。
え…??
1人の高校生があたしに話しかけてきた。
どういうこと…??
ここはヤクザの取引場所だから……
だから誰も助けは来ない。
待ってよ……
他の子達は…?
さぁ……
どこかに行ったんじゃないの?
もしかして……
どこかに連れて行かれた…??
……貴方もここに??
ええ。
生徒会が嫌いだから…
そうしたらここに連れて行かれてたわ。
……じゃあ生徒会に刃向かった人がいるの?
そう……すべては生徒会長がやったことだから。
なんでそんなことを……
生徒会長は、実力主義だから。
だから私たちはそれは許せなかったの。
でも刃向かったらこんなことになるなんて思わなかった。
だから……
次々と攫われたってわけね…
あなた何者なの?
あー…あたしも攫われた高校生(仮)って言った方がいいかも…
??
左馬刻さん、助けに来るかなあ……
ドンッ‼︎‼︎
!?
え!?
外から爆発音が聞こえた。
なんだ!?
どこか爆発したみたいだ‼︎‼︎
爆発…??
なんで…??
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