第2話

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2020/09/26 11:40
とある大学病院
??
??
ほら来い。
貴方
貴方
ええ!?
ちょっと!?
あたしが連れてこられたのは大きな大学病院




そこにはいっていった。
医師
医師
お疲れ様です!
??
??
あぁ、お疲れ。
その人は医師に頭を下げられる人間みたいだ。




どういう状況…?
あたしが連れてこられたのは、院長室
??
??
そこ座れ。
貴方
貴方
……
??
??
何か飲むか?
あたしは首を振った。
あたしはソファに座った。




この人は何者だろうか。






車の中では何も話させてくれなかった。
??
??
単刀直入にいう。
お前はこちら側にいるべき人間だ。
俺と来ないか?
貴方
貴方
…貴方誰?

























螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
俺は巴 螺鐘トモエ ラショウ
ここの大学系列の病院長を名乗っている。
そしてお前の父親だ。
貴方
貴方
…は??
何を言っているのかわからない。
なんにせよ、父親は狙われてるって、行方不明だって聞いてたのに…




なんで急に現れたの…?
あたしは頭が混乱していた。
貴方
貴方
あたし、父親は行方不明だって聞いてたのに…
なんで……
でも、貴方は苗字が違う…
螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
…信用できないか。
貴方
貴方
できるわけないでしょ⁉︎
なんで急に現れて…こっちに来いなんて言うの⁉︎
螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
怒るのも無理はないか…
そういってその男性は紅茶を出してきた。
貴方
貴方
………なんであたしの前に…
螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
…悪かった…
お前たちを見捨てたのは俺にも責任がある。
狙われる人間だった俺らは……
そして男性はあたしの前に座ってコーヒーを飲む。
ん??



ちょっと待てよ………
貴方
貴方
お前たちって……誰?
お母さんのこと……
螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
…お前、知らないのか。
貴方
貴方
…どういうこと??


















螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
あなた、お前には兄が1人いる。
貴方
貴方
…え??
そのことを話した時
ガチャ‼︎‼︎
医師
医師
螺鐘先生!!
先生を呼ぶ人たちが来てます‼︎‼︎
勢いよく、扉が開かれた。
螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
…来たか……
貴方
貴方
…??
すると





















左馬刻
左馬刻
おい‼︎‼︎
どけっつってんだろ‼︎‼︎
医師
医師
困ります‼︎‼︎
左馬刻
左馬刻
テメェらぶっ潰すぞ‼︎‼︎
左馬刻さんがへやにはいってきた。
貴方
貴方
‼︎‼︎
左馬刻さん‼︎‼︎
左馬刻
左馬刻
あなた‼︎‼︎
無事か‼︎‼︎
貴方
貴方
はい‼︎‼︎でもなんで…
未椿(みつば)
未椿(みつば)
やっぱりここに居たのね……
貴方
貴方
母さん!?
螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
……久しぶりだな、未椿。
未椿(みつば)
未椿(みつば)
……貴方、行方不明だったのに…
なんでこの子に会おうだなんて…
天慈組に狙われているのに…‼︎
螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
……悪かった。
けど、もう俺は逃げる気はない。
真正面に向き合いたいんだ。
未椿(みつば)
未椿(みつば)
だから貴方はそうやって無理をする……
螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
だが……爽秀を探す為にも俺は犠牲にならなきゃいけない…‼︎
左馬刻
左馬刻
…今、爽秀といったか?
左馬刻さんが名前に反応する。



誰…その人は…??
螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
あぁ……
巴坂爽秀。
俺らの息子だ。
貴方
貴方
……え??
あたし聞いてないよそんなこと…
未椿(みつば)
未椿(みつば)
ごめんなさい……あなたには言ってなかったけど…
貴方の五つ上の歳なんだけど…兄がいるの。
今どこにいるのか……
左馬刻
左馬刻
いや、場所は分かるぜ。
螺鐘(らしょう)
螺鐘(らしょう)
…!?
未椿(みつば)
未椿(みつば)
どういうこと…??
左馬刻
左馬刻
天慈組の若頭 巴坂爽秀。
俺の組と対立している。

天慈組ってあたしや父さんを狙っているところ……

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