第7話

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2020/09/27 13:11
銃兎
銃兎
8年前に起きた火災事件…??
貴方
貴方
はい…あたしもいたみたいなんですけど
覚えがなくて…
銃兎
銃兎
なるほど…それを調べているのですか…
貴方
貴方
何か兄と関係あったりするみたいなんですが…
あたしは全然見当がつかなくて……
銃兎
銃兎
分かりました。
私も調べてみます。
銃兎さんは仕事に出かけていった。




あたしは今日休みのため、






ゆっくりすることにした。
とはいっても落ち着かない…





家は誰もいないし……
あたしが小学生の頃、親戚の人とデパートに出かけて人が多くて迷子になったんだけど…







最後には見たかったんだけど…







変だな…






あたしは目を瞑って思い出すことにした。









8年前ーー




貴方(小学生)
…ここどこ…??
あたしはおじさんとおばさんと離れ離れになってしまった。





人が多くて背が低くて何にも見えない状態。





あたしは周りを見渡して、叔父と叔母を探していた。
貴方(小学生)
いないよぉ…
あたしは涙を流していた。





すると
??
??
迷子かい?
貴方(小学生)
え…??
知らないお兄さんが声をかけてきた。
??
??
泣いてるけど、大丈夫…??
もしよかったら、飴あげるよ。
その人は飴をくれた。
貴方(小学生)
ありがとう……
??
??
もし良かったら俺と一緒に探そうか??
そういってその人はあたしの手を取り、人混みを避けながら通っていった。





その人はあたしよりも背がものすごく高く、栗色の髪の毛にちょっと怖い制服。




でも…なんだか落ち着ける感じだった。
















??
??
ここにいれば店員さんが探してくれるからね。
貴方(小学生)
お兄さん、ありがとう‼︎
??
??
いえいえ。もう迷子になっちゃダメだよ。
次に会う時には、大人になってからね…
貴方(小学生)
え…??
お兄さんはそのあと、何処かへさっていった。





あたしはその後、叔父と叔母に会ったが






避難するよう指示され、デパートの外に出た。





外に出ると火が出ていた。






あたしは周りを見渡して、お兄さんを探したが、見つからなかった。















左馬刻
左馬刻
…い。
おい、あなた‼︎‼︎
貴方
貴方
…へ??
あれ、あたし…寝てた…??
左馬刻
左馬刻
お前…ソファでよだれ垂らして寝てんじゃねえよ。
貴方
貴方
え⁉︎あたしそんなに変な格好で⁉︎
時計を見ると、午後2時くらいになっていた。
貴方
貴方
ご飯食べてないや……
もうおやつ食べよう……
左馬刻
左馬刻
チヨダディビジョンのジジイから卵焼きもらってんぞ。
貴方
貴方
あー!!
それたべるー!!
左馬刻
左馬刻
おにぎりつくってやるから。
そこ座っていろよ。
貴方
貴方
んー…でも左馬刻さんと一緒にいたい‼︎‼︎
左馬刻
左馬刻
…別にいいけどよ///















貴方
貴方
うん、ごめんね。
ここは厳重に管理して…
後は琴奈に報告して……
モブ1
分かりました!
あたしは久しぶりに外を見回ってた。






ちゃんと左馬刻さんには許可もらったし、時間通りに帰ってこなかったら探してとはいってある。
貴方
貴方
外は綺麗だな……
風も通って、少し肌寒い。
今日見てた夢は…あれはきっと過去なんだ…







あのお兄さん…なんか懐かしい感じがするのはなんでだろ…






あの人は誰なのか…







不思議だった。
貴方
貴方
あ、やばい…
もうそろそろ戻らないと…
左馬刻さんに怒られちゃう……
あたしは自宅に帰ることにした。



























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??
やっと会えたな……
貴方
貴方
え…??
後ろを振り返ると一人の男性が立っていた。

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