中島にリクエストされて作ったオムライス
今目の前でモグモグ
リスみたく食べてるよ
健人「っやっぱ、菊池の作ったオムライス最っ高だね!!」
「あ、ありがとう笑」
中島は食べてる間ずっと、これどーやんの?俺作るとふわふわになんないんだよなぁ…とか色々言いながら少し多めのオムライスを完食した
すっげー食欲だな…
「満腹になった?」
健人「うん!
ありがとう!ごちそうさま」
「それは良かった
片付けるから貸して」
健人「やったー
ありがとー」
中島の無気力な言葉を無視して俺は2人分の皿を片付ける
その間中島はずっと俺を見てる
こうするって時は何か言いたい時
何が言いたいんだろうか。
「なんだよ」
健人「午後、何する?」
そんなことかい…
なんかもっと凄いこと想像したのに
「俺大本読む」
健人「えぇっ!?また!?」
「いや、またって言われても」
健人「あ、あぁ…ごめん…」
「いや…」
健人「…俺部屋にいるわ
なんかあったら呼んで?」
そう言って俺の横を通り部屋に行った中島
…悪いことしたわ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!