コンコンコン
カラカラカラ…
扉が開いた
………
…………
あなたか、久しぶりだな
ええ、お久しぶりです
お願いがあって来たんです
もう準備してあるぞ
4時間以内に降りてこい
ほんとに手際がいいですね
感謝してます
4時間…了解しました
嗚呼,今回は細工を増やした
前のように一筋縄には行かないぞ
手応えありそう…
それじゃあ行ってきます
嗚呼
*
*
*
*
*
3時間50分…もうすぐで4時間か
カタン…
はぁ…はぁ…
なかなか手応えありましたよ…
はぁ…
なかなかやるな
当然でしょう…
これくらいのことどうってことありません
今回は結構キツかったですけど
1歩歩く度に罠があるなんてずるいことを
まぁしかしよく帰った
今日は鍋にする
やった
最近はどうだ
食事をしながらの会話だった
やっぱり、私を殺せるほどの
強い鬼はいないです
まだ、死にたいのか、
何度も言うが、お前は死ななくても
いいと思うぞ
いいえ、やはり死なないと…
父が望んだように…父が言ったように
私は必要とされてない
死ねとか、殺すとか人々、鬼は簡単に言う
それなのに行動に移さない
私には理解できないことです
お前は…過去に囚われすぎだ
そんなことは無いです…
私のせいで…
あの時お前を助けて良かったと思う
父が鬼に喰われている時
私は何も感じなかった
この人も母が死んだように死ぬんだと
そう思いました
あの時助けたからこそ
お前は鬼殺隊に入り
自覚はないのかもしれないが
人々を守っているんだ
誇りに思っていいと思うぞ
そう…ですか
嗚呼、
そうだ、あの山を半年以内に
遅くても1時間以内に下山出来るようにしろ
そうすればより強い鬼と渡り合った時
お前も手こずらなくなるだろう
わかりました。
半年…ちょうどいい期間だ
そうだろう、頑張るんだぞ
はい
私は半年間山を下山し続けた
毎日どこかしらの罠が変わるから
手こずってはいた
だけど半年も経った頃
私は45分で下山出来るようになっていた
よく頑張ったな
ありがとうございます
もう行くのか
はい、強い鬼を探したいので
もうそろそろ行こうかなと思います
ありがとうございました。
嗚呼、いつでも来い待ってるぞ
桑島も同じだろうからな
お二人共ありがとうございました
ではこれで
今は夕刻
もうそろそろ鬼が活動する時間帯
今日も願ってる
私を殺せるほどの強い鬼が現れることを
あなた無限列車行こう
柱を送り込むくらいの任務がある
へぇ、行こうかな、
走って…30分くらいか
全速力で走った
鱗滝さんのおかげかあんまり疲れなかった
走ってる列車の屋根に飛び乗り
標的を見つけた
みーつけた
あれぇ?
君は列車にいなかったよね?
まぁ今来たばかりだから
当然でしょう
それじゃあ君も眠るといい
お眠ィィい
残念だけど…私は眠らないよ
それより、私を殺してよ
珍しいなぁ
俺の術を受けて眠らないなんて…
死にたいのかな?殺してだなんて
そう、死にたいの
だから、私を殺して見せてよ
いいよ、戦おうか
そうですね
血鬼術強制昏倒催眠の囁き
雷の呼吸…壱ノ型霹靂一閃
ガハッ!俺の頸が…斬られた!
なんだ、列車と融合まだできてなかったんだ
残念、私を殺してくれると思ったのに
がぁぁぁぁぁ!
うるさいな、黙れよ
声を出せないように
喉を斬った
電車は何とか倒れないように出来た
それに、柱達も起きたようだった
む…君も任務に来ていたのか!
もう終わりましたけれど
あなたは!許さない!
はぁ…うるさいな…
善良な鬼だの悪い鬼だの
そんなの知らないよ
鬼は鬼でしょ?違う?
確かにそうだけど!
それでも!
うるさいって言ってんの…
私はただ死にたいだけなんだよ
頭突きをしようがそんなのは知らない
好きにしたら?
だけどね、私は柱じゃない、
そもそも階級なんでどうでもいいし
もうそろそろ本題の鬼が来るからさ
どっか行ってくれないかな
ほん…だい?
お前が斬ってたやつが本題じゃねぇのか
あんなのが本題なわけないでしょ?
もっと強いのが来るよ
ズドォン
ほら…きた
ガキィン
物凄い轟音と共に
刀で鬼を受け止めていた
そいつらじゃなくて
私と話そうよ、上弦の参!
今の攻撃をとめたのか
やるなぁお前名はなんという
俺は猗窩座だ
名乗る気なんてないよ
それより、私を殺してよ
死にたいのか、ならば望み通り
殺してやろう
ほんと?嬉しぃなぁ…
そういうとお互いに飛びかかった
死にたいのだろう
大人しく死んだらどうだ
自殺だけはしないの
互角にやり合って死ねたら
何も言われないでしょ!
お前柱だな!
…………
がハッ!
柱という言葉を口にしたあと
猗窩座は後ろに吹き飛んだ
皆、柱柱ってうるさいんだけど
強かったら柱なわけ?
あたしは死にたいだけなの、
階級なんて知らない、早く殺してよ
まだ?もうすぐ日が昇るよ?
貴方活動できなくなるよ?
ちっ、日の出か、じゃあな
猗窩座は消えた
上弦の参と互角に…
よもやよもやだ…
強すぎ…でしょ
ビリビリしたぜ…
今日も死ねなかった…
なんで?早く殺してよ
死にたい…死にたいよ
御館様の所へ行こう、
連れていく!
は、離して!やめて!
無理やり抑え込まれ
連れていかれることになった
産屋敷邸へと
いいねして作者を応援しましょう!
この小説を読んだ方は、こちらの小説も読んでいます
- ノンジャンル
緑谷妹の前世は鬼殺隊夢柱
『私の居場所はあそこだけ。』 『嗚呼、早く帰りたい。』 『皆はどこだろう。』
favorite 19,667grade 1,869update 2024/03/19 - ノンジャンル
天才少女
天才なんですけど犯罪犯してます 。
favorite 41,255grade 4,804update 2024/03/27 - ノンジャンル
失敗作少女
冷炎を恨んだ
favorite 163,744grade 11,544update 1日前 - ファンタジー
最強、入隊します。
十三歳にして最強、 最速の呼吸の使い手。
favorite 27,506grade 4,188update 2024/03/25 - 青春・学園
運動神経の優れた私の正体は…【完】
椚ヶ丘中学校 3年E組を卒業した私が烏野高校で男子バレー部のマネージャーとして送る高校生活の物語! ―――――――――キリトリ線――――――――― ・原作と異なる事多々 中学時代の作品はコチラ👉https://novel.prcm.jp/novel/tlGdipuniFd7EtQqovoQ この度、この作品の漫画版を描いて頂きましたっ! 漫画版の作品はコチラ👉 https://novel.prcm.jp/novel/5ceRyBkKmpPB6ZduEdP0
favorite 179,968grade 6,264update 4時間前
コンテスト受賞作品
もっと見るONE N’ ONLYオーディオドラマ原案コラボコンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- ノンジャンル
「百花繚乱」と私。〜悪の組織と秘密の任務〜
━━「百花繚乱」って知ってる? ──え、あの都市伝説って言われている? ━━そう、悪の組織から私たちを守ってくれるっていう組織 ごく普通の高校生、楠若葉。ある日、都市伝説とも言われている「百花繚乱」のリーダーからスカウトを受けて────!? これは、私達が悪の組織に立ち向かう物語。 表紙画像 菜月様 https://mobile.twitter.com/0802_na_ 2022/5/17 シルバーランク ありがとうございます! 2022/5/24 ゴールドランク ありがとうございます!
- 青春・学園
哀を謳って
人生はあっという間だ いつまで生きていつ消えるかは分からない いつ消えてもおかしくない少女”柚希 紗和” 彼女の傍にずっといたい少年”和泉 蒼” 今日も2人で哀を謳う_ 「私ね…もう__」 「___。」 Man lives freely only by his readiness to die.
- ファンタジー
この世界を君が紡ぐ
ある日。一つのことを除き、記憶を無くした主人公が目を覚ました。 その主人公は、自分には「ハイジャ」という名の姉がいた。それだけは覚えていた。 主人公は、無くした記憶を取り戻しながら、様々な種族と交流し、姉を探す旅に出る。 ────────────────────────── 【プロローグ】 第1話〜第8.5話 第1章【アウィス】第9話〜 ────────────────────────── 表紙とアイコンのイラストは自作です 4/2 チャレンジ称号獲得!ありがとうございます!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。